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MSCベリッシマ クルーズ船

MSCベリッシマの食事・飲み物総まとめ|無料レストラン・ビュッフェ・飲み放題・持ち込みを解説

クルーズ船のビュッフェで食事をする夫婦の画像

MSCベリッシマは、数千人が乗船できる大型のカジュアルクルーズ船です。船内にはビュッフェ、4つのメインダイニング、複数の有料レストランがあり、初めて乗船する方は「どこで食べればよいのか」「どこまで旅行代金に含まれるのか」と迷うこともあるでしょう。さらに、夕食時間を左右する「MSCエクスペリエンス」やドリンクパッケージなど、予約前に知っておきたい独自の仕組みもあります。

マーケットプレイス・ビュッフェとメインダイニングの通常メニューは、基本のクルーズ料金に含まれています。一方、有料レストランやアルコール、炭酸飲料、スペシャリティコーヒーなどは別料金です。利用するレストランや食事時間によっては、客室の階や位置も船内での過ごしやすさに影響します。

この記事では、無料・有料レストランの種類と利用方法、MSCエクスペリエンスの違い、ドリンクパッケージ、飲食物の持ち込み、食事動線を考えた客室選びまでまとめました。子連れや三世代旅行を含め、自分たちの過ごし方に合った食事プランを考える参考にしてください。

この記事でわかること

  • 無料・有料レストランとビュッフェの違い
  • MSCエクスペリエンスによる夕食時間とサービスの違い
  • 無料の飲み物とドリンクパッケージの選び方
  • メインダイニングと有料レストランのドレスコード
  • 水・お酒・離乳食などの持ち込みルール
  • 食事動線を考えた客室位置の選び方
  • 混雑や追加料金を抑えて食事を楽しむ方法

目次

MSCベリッシマのレストランは3種類|無料・有料と利用方法を解説

MSCベリッシマは、全長315.83m、乗客数5,654人の大型クルーズ船です。船内には、好きな料理を自分で選べるビュッフェ、着席してコース形式の食事を味わうメインダイニング、追加料金で専門料理を楽しむ有料レストランが用意されています。

食事施設は、料理の優劣で分けるというより、サービス形式と利用方法が異なります。マーケットプレイス・ビュッフェは営業時間内に自由に立ち寄りやすく、メインダイニングは基本料金に含まれる着席式のレストラン、有料レストランは料理のジャンルや特別な食事体験を重視した施設です。

一般客が利用する主な食事施設を整理すると、次のようになります。

区分レストラン追加料金主な利用時間基本的な利用方法
ビュッフェマーケットプレイス・ビュッフェ原則不要朝食・昼食・夕食・軽食営業時間内に自由に利用
メインダイニングポシドニア通常メニューは原則不要主に夕食、日によって朝食・昼食指定された時間・テーブルで利用
ライトハウス通常メニューは原則不要主に夕食、日によって朝食・昼食指定された時間・テーブルで利用
ル・セリジエ通常メニューは原則不要主に夕食、日によって朝食・昼食指定された時間・テーブルで利用
イル・チリエッジョ通常メニューは原則不要主に夕食、日によって朝食・昼食指定された時間・テーブルで利用
有料レストランHOLA! タコス&カンティーナ有料昼食・夕食予約または空席状況により利用
ブッチャーズ・カット有料主に昼食・夕食予約推奨
カイトー・テッパンヤキ有料主に昼食・夕食予約推奨
カイトー・スシバー有料主に昼食・夕食予約または空席状況により利用
シー・パビリオン有料主に昼食・夕食日本・中国航路を中心に営業

MSCベリッシマでは、マーケットプレイス・ビュッフェとメインダイニングの通常の食事が、基本のクルーズ料金に含まれています。クルーズでは、このように旅行代金にあらかじめ含まれるサービスを「インクルーシブ」と表現することがあります。
ただし、酒類や炭酸飲料、スペシャリティコーヒーなどの飲み物、有料レストラン、船内の一部販売商品は別料金です。

また、営業する施設や時間帯は、航路、寄港日、船内スケジュールによって変わります。正確な営業時間は、乗船後に船内新聞やMSC for Meアプリで確認すると間違いや勘違いを防げるでしょう。

クルーズ料金に含まれる食事

MSCベリッシマの基本料金には、マーケットプレイス・ビュッフェとメインダイニングの通常の食事が含まれています。

朝食、昼食、夕食に加えて、時間帯によっては軽食や深夜のスナックも利用できるため、有料レストランを使わなくても、クルーズ中の基本的な食事を取ることができます。MSC公式でも、ビュッフェとメインレストランはクルーズ料金に含まれる食事施設として案内されています。

基本料金で利用できる食事を整理すると、次のとおりです。

  • マーケットプレイス・ビュッフェの料理
  • メインダイニングの通常メニュー
  • 朝食・昼食・夕食
  • ビュッフェで提供される軽食や深夜のスナック

メインダイニングでは、前菜、メイン料理、デザートなどを組み合わせて、着席したまま食事を楽しめます。ビュッフェでは、自分で料理を選び、食べたい量を調整できます。

一方、次のようなサービスは、原則として基本料金とは別です。

  • 有料レストランの料理
  • バーやレストランで注文する多くの飲み物
  • ルームサービスの一部メニュー
  • 客室のミニバー
  • 有料のカフェ、ジェラート、チョコレートなど

つまり、無料の食事施設だけでも船内で過ごせますが、アルコールや炭酸飲料、有料レストランまで利用する場合は、追加費用を見込んでおく必要があります。

また、同じメインダイニングでも、夕食時間の自由度はクルーズの申し込み時に選ぶ「MSCエクスペリエンス」によって異なります。詳しい仕組みは、後ほど「無料メインダイニングの種類と利用方法」で説明します。

マーケットプレイス・ビュッフェは何階?営業時間と料理

ビュッフェで料理を取る家族の画像
海を眺めながらビュッフェで楽しく食事

マーケットプレイス・ビュッフェは、デッキ15にあります。朝食、昼食、夕食に加えて、深夜の軽食にも利用できるカジュアルな食事施設です。

マーケットプレイス・ビュッフェの配置の画像
マーケットプレイス・ビュッフェの配置

ビュッフェ内には複数の料理コーナーがあり、地中海料理、国際料理、エスニック料理、健康を意識した料理などが並びます。ピザ、パスタ、パン、サラダ、果物、デザートなど、自分が食べたいものを見ながら選べるのが特徴です。

マーケットプレイス・ビュッフェは、次のような場面で利用しやすいでしょう。

  • 短時間で朝食や昼食を済ませたいとき
  • 寄港地観光から戻る時間が読めないとき
  • 家族それぞれが異なる料理を食べたいとき
  • 子どもが食べられるものを見ながら選びたいとき
  • メインダイニングの夕食時間に間に合わないとき
  • 夜遅くに軽く食べたいとき

予約は基本的に必要なく、営業時間内であれば自由に利用できます。ただし、営業時間が長くても、朝食、昼食、夕食の料理が一日中並んでいるわけではありません。料理の切り替え時間には、一部のコーナーが閉まる場合があります。

また、乗船日の昼食、終日航海日の朝食や昼食、寄港地から乗客が戻った直後などは混雑しやすくなります。料理の列より、家族全員が座れるテーブルを探すのに時間がかかる場合もあります。

利用する日は船内新聞やMSC for Meアプリで営業時間を確認し、混雑が予想される時間を少しずらすと動きやすくなります。

無料メインダイニングの種類と利用方法

スタッフから料理の説明を受ける夫婦の画像
豪華なクルーズ船の夕食

MSCベリッシマには、基本のクルーズ料金に含まれるメインダイニングとして、次の4つがあります。
これらのレストランはMSC側で振り分けられ、基本にクルーズ期間中、同じ時間、同じレストラン、同じ席での利用となっています。利用時間、テーブル番号は乗船時の手続き(チェックイン)完了時、または乗船後に受け取るクルーズカード(客室の鍵)に記載されるタイミングでわかります。

メインダイニングデッキ
ポシドニア5
ライトハウス6
ル・セリジエ6
イル・チリエッジョ6
4つのメインダイニングの配置の画像
4つのメインダイニングの配置

メインダイニングでは、前菜、メイン料理、デザートなどを席に着いたまま味わえます。好きな料理を自分で取りに行くマーケットプレイス・ビュッフェとは異なり、スタッフが料理を順番に運ぶ着席式のレストランです。

4つのメインダイニングで料理は違う?

有料レストランでは店舗ごとに、ステーキ、寿司、鉄板焼きなど異なる料理ジャンルを提供しますが、メインダイニングではそのようなスタイルではありません。

MSC公式では、4つのメインダイニングそれぞれの独自メニューは案内されておらず、メインレストラン全体として、国際料理や地中海料理を中心とした日替わりメニューを提供すると説明されています。つまり、4店の主な違いは、料理のジャンルよりも、場所、内装、座席数、利用する乗客の割り当てにあると考えると分かりやすいでしょう。

ただし、MSC公式は「4店ですべての料理が完全に同じ」とまでは明記していません。航路や船内運用によって提供内容が変わる可能性があるため、記事では「基本的には同じ役割を持つメインダイニング」と表現するのが適切です。

なぜ毎晩同じレストランとテーブルを利用する?

MSCベリッシマでは、乗客が毎晩4店の中から自由にレストランを選ぶ方式ではなく、クルーズ期間中、基本的に夕食のレストラン、時間、テーブルが指定されます。

これは、数千人の乗客が同じ時間帯に夕食を取る大型船で、各レストランの混雑を分散し、全員分の座席を確保するための仕組みです。

指定制には、次のようなメリットがあります。

  • 毎晩レストランを探したり、空席を待ったりする必要がない
  • 同行する家族や友人と同じテーブルを確保しやすい
  • 大人数のグループでもまとまって食事を取りやすい
  • 乗客を複数の時間帯とレストランへ分け、混雑を抑えやすい
  • 同じ時間帯で予定を組みやすい
  • 同じウェイターやサービスチームが担当し、好みを把握してもらいやすい

固定時間・固定テーブル制では、毎晩同じウェイターまたは同じサービスチームが担当することが多くあります。数日間顔を合わせるうちに、よく注文する飲み物や料理の好み、子ども用の椅子、アレルギーなどを把握してもらいやすくなる点もメリットです。

たとえば、最初の夕食で炭酸水やワインを注文すると、翌日以降は着席後に希望を確認してもらえることがあります。外国船での食事に緊張しやすい人にとっても、毎晩同じスタッフと顔を合わせられることは、利用しやすさにつながるでしょう。

ただし、スタッフの勤務状況や船内運用により、クルーズ中に担当者が変わる場合もあります。

MSCでは、同行人数や使用言語なども考慮して夕食のテーブルを割り当てています。友人や家族が別々に予約している場合は、予約番号を連携すると同じテーブルを希望できますが、空き状況によっては希望どおりにならない場合があります。

なお、「同じ席」と案内されることがありますが、基本的にクルーズ期間中は、同じ時間、同じレストラン、同じテーブルを利用します。毎晩まったく同じ椅子に座らなければならないという意味ではありません。また、指定されたテーブルの変更を希望する場合は、乗船後にメートル・ディー(レストラン責任者)またはゲストサービスへ相談できます。ただし、変更は空席状況によります。

MSCエクスペリエンスとは?

メインダイニングの利用方法を理解するうえで重要なのが、「MSCエクスペリエンス」です。

MSCエクスペリエンスとは、レストランだけのプランではなく、客室の選び方、夕食時間、ルームサービス、乗船時の優先サービスなどを組み合わせた予約区分です。

「MSCエクスペリエンス」はクルーズツアーの申し込みをする際に客室カテゴリーとあわせて選択します。

料金は日程、客室の位置、空室状況、旅行会社の販売条件によって変わりますが、2026年の日本発着クルーズの販売例では、同じバルコニー系客室でベッラまたはファンタスティカからアウレアへ変更する場合、1人あたり約2万~3万円の差が見られます。客室カテゴリーや空室状況が異なる場合は、旅行代金の差がさらに広がることもあります。

ただし、これはエクスペリエンスだけに加算される固定料金ではありません。客室カテゴリーや位置、予約時点の価格も含めた旅行代金の差であり、コースによってはベッラが設定されていない場合もあります。

MSCベリッシマの一般客室では、主に次の3つから選びます。

エクスペリエンス客室の選び方夕食の利用方法客室サービスなど
ベッラ(Bella)客室番号はMSC側が割り当てる基本的に指定されたレストラン・時間・テーブルで利用客室朝食は配達料が必要
ファンタスティカ(Fantastica)客室と位置を選択できる基本的に固定時間制で利用客室朝食と24時間ルームサービスの配達料が無料
アウレア(Aurea)客室と位置を選択できるマイ・チョイス・ダイニングで営業時間内に利用しやすい優先乗船、スパのサーマルエリア、ソラリウムなどの特典付き

ここで注意したいのは、エクスペリエンスの違いによって、メインダイニングの料理そのものが上位メニューへ変わるわけではないことです。

ベッラ、ファンタスティカ、アウレアの主な違いは、客室を選べるか、夕食時間の自由度があるか、ルームサービスや船内特典が付くかという点にあります。

ベッラとファンタスティカは固定時間制が基本

ベッラやファンタスティカでは、早い時間または遅い時間など、指定された時間帯にメインダイニングを利用する方式が基本です。

正確な夕食時間は航路や乗船回によって異なりますが、固定時間制では、クルーズ中を通して原則として同じ時間、同じレストラン、同じテーブルを利用します。

予約時に夕食時間の希望を選択できる場合でも、船内の混雑状況や予約条件によっては確約されないことがあります。旅行会社の予約画面に「希望」と表示されている場合は、確定した夕食時間ではない点に注意してください。

アウレアは食事時間を選びやすい

アウレアには、「マイ・チョイス・ダイニング」が含まれています。

マイ・チョイス・ダイニングでは、専用のレストランまたはエリアの営業時間内で、自分の予定に合わせて夕食時間を選びやすくなります。固定された夕食時間に合わせる必要がないため、寄港地観光から戻る時刻が読みにくい日や、ショーや船内イベントを優先したい人に向いています。

アウレアの自由時間制は、単に希望を出せるというだけではなく、エクスペリエンスに含まれる食事特典です。

どのエクスペリエンスを選べばよい?

食事時間を基準に考えると、次のように選べます。

  • 旅行代金を抑え、決められた夕食時間でも問題ない人はベッラ
  • 客室位置を選び、ルームサービスも利用したい人はファンタスティカ
  • 寄港地観光やショーに合わせて夕食時間を変えたい人はアウレア
  • 子どもの就寝時間や体調に合わせたい家族は夕食時間の自由度も確認
  • 毎日の予定をあらかじめ決めて過ごしたい人は固定時間制でも利用しやすい

ファンタスティカはベッラより客室やルームサービスの自由度が高いものの、アウレアのような自由時間制の夕食が保証されるとは限りません。

料金だけで比較するのではなく、客室位置、夕食時間、ルームサービス、優先サービスのうち、どこを重視するかを考えて選びましょう。
メインダイニングの利点は、毎晩の座席が確保され、料理を取りに歩かなくても、家族や夫婦で落ち着いて夕食を楽しめることです。

一方、前菜からデザートまで順番に提供されるため、ビュッフェより食事時間が長くなることがあります。食後にショーを予定している日や、子どもの就寝時間が迫っている日は、夕食開始時間との組み合わせを確認しておきましょう。

朝食や昼食に営業するメインダイニングは、日程や船内スケジュールによって変わります。指定された夕食レストランと時間は、クルーズカード、船内新聞、MSC for Meアプリなどで確認してください。

メインダイニングと有料レストランのドレスコード

MSCベリッシマのメインダイニングや有料レストランでは、時間帯や船内イベントに合わせた服装が求められます。ただし、毎晩スーツやドレスを着る必要があるわけではなく、日中はカジュアル、通常の夜は少し整えた服装、ガラナイトは普段より華やかな服装を意識すればよいでしょう。

通常の夕食では、襟付きシャツ、ポロシャツ、スラックス、きれいめのパンツ、スカート、ワンピースなどが選びやすい服装です。MSC公式では、メインダイニングや有料レストランを利用する夜は、日中よりも洗練された服装を推奨しています。

ガラナイトでは、スーツやネクタイ、カクテルドレスなどの華やかな服装が似合いますが、正装が必須というわけではありません。MSC公式では、きれいめのジーンズとポロシャツなど、自分なりの上品な服装でもよいと案内しています。

一方、次の服装には注意が必要です。

  • 水着は朝食・昼食を含め、メインダイニングなどのフォーマルな食事施設では利用できない
  • 通常の夜やガラナイトでは、短パン・ビーチサンダル・タンクトップを避ける
  • ガラナイトではTシャツを避ける
  • マーケットプレイス・ビュッフェでは、入口付近に掲示された服装ルールに従う

MSC公式は、通常の夜やガラナイトに、メインダイニング、有料レストラン、MSCヨットクラブで短パン・ビーチサンダル・タンクトップを着用しないよう案内しています。ガラナイトではTシャツも対象外です。

MSCベリッシマはカジュアルに楽しめる大型客船ですが、夕食時には日中のプールサイドの服装から着替えると、レストランの雰囲気にもなじみやすくなります。男性は襟付きのトップスと長ズボン、女性はワンピースやブラウスとパンツなどを1組用意しておけば、通常の夕食からガラナイトまで対応しやすいでしょう。

その日の推奨ドレスコードは、船内新聞やMSC for Meアプリで確認してください。

有料レストランの種類と追加料金

MSCベリッシマで楽しめる専門料理のイメージ

MSCベリッシマには、基本料金に含まれる食事施設とは別に、専門料理を追加料金で楽しむ有料レストランがあります。

有料レストラン料理・特徴デッキ
HOLA! タコス&カンティーナタコスなどのメキシコ・ラテンアメリカ料理6
ブッチャーズ・カットアメリカンスタイルのステーキ7
海渡鉄板焼き目の前で調理する鉄板焼き7
海渡寿司バー寿司を中心とした日本料理7
シー・パビリオン火鍋などのアジア料理15
有料レストランの配置の画像
有料レストランの配置

MSC公式では、上記5つの専門レストランがMSCベリッシマの施設として案内されています。シー・パビリオンは、日本・中国航路で営業するレストランです。

有料レストランの魅力は、無料レストランより優れているというより、料理のテーマや食事の演出が明確な点にあります。

たとえば、記念日にステーキをゆっくり味わう、家族で鉄板焼きの調理風景を楽しむ、クルーズ中に一度だけ普段とは異なる料理を選ぶといった利用方法が考えられます。

利用料金は、店舗、メニュー、コース、事前予約の有無などによって変わります。複数のレストランを利用できるダイニングパッケージが販売される場合もありますが、対象店舗や選択できる料理に制限が設けられることがあります。

予約前や乗船後には、次の点を確認しておきましょう。

  • コース料金かアラカルト料金か
  • 事前予約と船内予約で料金が異なるか
  • 飲み物が料金に含まれるか
  • ダイニングパッケージの対象店舗か
  • 子ども料金や年齢条件があるか
  • キャンセルや変更が可能か

有料レストランを利用しなくても、メインダイニングとビュッフェで基本的な食事は取れます。追加費用を抑えたい場合は無料施設を中心に利用し、記念日や食事を重視したい日だけ有料レストランを選ぶ方法もあります。

鉄板焼きなど席数が限られる店舗や、夕食の人気時間帯を希望する場合は、早めに予約状況を確認した方が予定を組みやすくなります。

有料レストランでも、夕食時はメインダイニングと同様に、日中より整えた服装が推奨されます。特にガラナイトは短パン、ビーチサンダル、タンクトップなどを避け、レストランの雰囲気に合う服装を選びましょう。

食事動線から考える客室位置の選び方

クルーズ船の廊下を歩く家族の画像
レストランまでの移動距離も考慮した客室選びが大切

MSCベリッシマは全長315.83mの大型船で、食事施設は複数の階に分かれています。

マーケットプレイス・ビュッフェとシー・パビリオンはデッキ15、メインダイニングはデッキ5・6、有料レストランの多くはデッキ6・7にあります。

そのため、どのレストランをよく利用するかによって、客室からの移動距離も変わります。

朝食や軽食でビュッフェを頻繁に利用し、プールにも行きやすくしたい場合は、上層階の客室が便利です。一方、メインダイニング、プロムナード、劇場などを中心に利用する場合は、中層階や下層階にも移動しやすい客室が候補になります。

特に、次のような旅行では食事動線も確認しておきたいところです。

  • 小さな子どもやベビーカーを伴う旅行
  • 高齢の家族を含む三世代旅行
  • 長い距離を歩くのが負担になる人
  • ビュッフェを頻繁に利用したい人
  • ショーと夕食を組み合わせて楽しみたい人
  • 家族が別々に船内施設を利用する旅行

ただし、レストランに近いほど必ず快適になるとは限りません。プールデッキやビュッフェの直下、エレベーターに近い客室は、移動しやすい反面、人の往来や施設の音が気になる可能性があります。

客室位置は、特定のレストランだけを基準にせず、同行者、利用したい施設、船内での過ごし方を含めて考えることが大切です。

ルームサービスとミニバーは無料?

客室のバルコニーでのルームサービスモーニング
バルコニーでのルームサービスモーニング

MSCベリッシマでは24時間のルームサービスを利用できますが、すべての料理や配達料金が無料になるわけではありません。

客室で利用するサービスは、予約したMSCエクスペリエンスによって条件が異なります。

エクスペリエンスルームサービス・客室朝食の主な条件
ベッラ(Bella)客室朝食は配達料金が必要
ファンタスティカ(Fantastica)ルームサービスと客室朝食の配達料金が無料
アウレア(Aurea)ルームサービスと客室朝食の配達料金が無料
MSCヨットクラブ専用の客室サービスやミニバー特典を含む

客室でのコンチネンタルブレックファストは、下船日を除く午前7時から10時まで提供されます。ファンタスティカ、アウレア、MSCヨットクラブでは配達料金が含まれ、ベッラでは1回3.50ユーロまたは3.50米ドルの配達料金が案内されています。

ファンタスティカとアウレアでは、ルームサービスの配達料金が無料です。ただし、これは料理そのものがすべて無料という意味ではありません。注文するメニューによっては、料理代が個別にかかります。

ルームサービスは、次のような場面で役立ちます。

  • 朝の身支度をしながら軽く食べたいとき
  • 子どもを連れて混雑したビュッフェへ行きにくいとき
  • 家族の体調が優れず客室で過ごしたいとき
  • 夜遅くに少量だけ食べたいとき
  • バルコニーや客室で静かに過ごしたいとき

すべての客室にはミニバーがありますが、一般客室の中の商品は基本的に有料です。利用した分は船内会計に加算されるため、冷蔵庫内の飲み物を無料サービスと勘違いしないようにしましょう。

アウレアのスイートでは、最初に用意された一部のミニバー商品が特典に含まれます。MSCヨットクラブでは、ミニバーを含む専用サービスが提供されます。

ルームサービスやミニバーの内容、料金は変更される可能性があります。利用前に客室内のメニューや予約プランの特典欄を確認し、配達料、料理代、飲み物代のどこまでが含まれているかを把握しておきましょう。

MSCベリッシマの飲み物は無料?飲み放題と持ち込みルール

MSCベリッシマでは、ビュッフェに用意されている水や一部のホットドリンクなどは、基本のクルーズ料金に含まれています。一方、メインダイニングやバーで注文する炭酸飲料、アルコール、スペシャリティコーヒーなどは、原則として有料です。

船内で飲み物を注文するたびに支払う方法のほか、対象ドリンクを定額で利用できるドリンクパッケージもあります。ただし、同室者の購入条件や利用できない場所があるため、「飲み放題なら何でも自由に飲める」と考えるのは早計です。

また、ペットボトルの水や酒類などは、自由に持ち込めるとは限りません。無料で飲めるもの、有料になるもの、ドリンクパッケージ、持ち込み規定を順に確認していきましょう。

無料で飲める水・コーヒー・紅茶

MSCクルーズの公式案内によると、ビュッフェでは次の飲み物が基本料金に含まれます。

  • 牛乳
  • 通常のコーヒー
  • 紅茶
  • フルーツジュース

無料の水は、ミネラルウォーターのボトルではなく、ビュッフェのドリンクコーナーなどで提供される飲料水です。朝食だけでなく、ビュッフェの営業中に利用できるため、船内で水分を取るだけなら、必ずしもペットボトルの水を毎回購入する必要はありません。MSC公式も、ドリンクパッケージを購入していない乗客を含め、ビュッフェでは無料の非ミネラル水を利用できると案内しています。

コーヒーや紅茶もビュッフェでは無料ですが、バーやカフェで注文するエスプレッソ、カプチーノ、カフェラテなどは別料金になるのが基本です。同じ「コーヒー」でも、セルフサービスの通常コーヒーと、バリスタが提供するスペシャリティコーヒーでは扱いが異なります。

フルーツジュースも同様で、ビュッフェの朝食時間などにドリンクサーバーで提供されるものは基本料金に含まれます。一方、バーで注文するジュース、フレッシュジュース、スムージーなどは有料になる場合があります。

メインダイニングでは、料理はクルーズ料金に含まれていても、飲み物は別料金となるのが基本です。ビュッフェでは無料のコーヒーやジュースが用意されていても、メインダイニングで同じものを注文すれば有料になる可能性があります。

無料で飲める範囲だけでも水分補給はできますが、次のような飲み方を希望する場合は、個別注文またはドリンクパッケージを検討することになります。

  • 食事中に炭酸飲料を飲みたい
  • 毎朝カプチーノやカフェラテを飲みたい
  • 昼食や夕食にビールやワインを合わせたい
  • バーでカクテルを楽しみたい
  • 客室に持ち帰れる水を確保したい

なお、MSCは船内で精製し、ミネラルを加えた「AQUA by MSC」を順次導入しています。導入船ではバーやビュッフェ、レストラン、給水ステーションなどで提供されますが、船や航路によって導入状況が異なるため、乗船時の案内をご確認ください。

有料ドリンクの種類と料金目安

MSCベリッシマには複数のバーやラウンジがあり、炭酸飲料、コーヒー、ビール、ワイン、カクテルなどを注文できます。

2026年のMSCクルーズ船内メニューの例では、次のような価格帯が確認されています。

飲み物料金の目安
スペシャリティコーヒー3~6米ドル前後
炭酸飲料4~5米ドル前後
ミネラルウォーター3~6米ドル前後
ビール7~10米ドル前後
グラスワイン8~14米ドル前後
カクテル10~16米ドル前後
ノンアルコールカクテル7~10米ドル前後

この料金はMSCベリッシマ日本発着クルーズの固定価格ではなく、2026年のMSC船内メニューなどを参考にした目安です。船、航路、銘柄、容量によって料金は変わるため、実際には乗船後のバーやレストランのメニューで確認する必要があります。

また、表示価格だけでなく、サービス料にも注意が必要です。MSC公式FAQでは、日本を含む極東方面の航路でバーの飲み物を個別購入した場合、15%のサービス料が加算されると案内されています。たとえば10米ドルのカクテルを注文した場合、実際の船内会計は11.50米ドルになる計算です。

一方、事前購入または船内購入したドリンクパッケージには、飲み物のサービス料が含まれています。パッケージ料金と個別注文を比べる際は、メニュー価格だけでなく、サービス料を加えた金額で考える必要があります。

船内での支払いには、原則としてクルーズカードを使用します。注文のたびに現金を渡すのではなく、クルーズカードに記録され、登録したクレジットカードや船内会計用の預け金から下船時に精算される仕組みです。

船内の表示通貨は航路によってユーロまたは米ドルとなります。日本発着クルーズでも、乗船回によって条件が変わる可能性があるため、クルーズチケットや乗船案内で確認しておきましょう。

ドリンクパッケージの種類と利用条件

2026年夏以降のMSCクルーズでは、公式案内上、次のドリンクパッケージが設定されています。

パッケージ主な対象
イージー・パッケージ通常のコーヒー、炭酸飲料、ジュース、水、指定ビール、ハウスワイン、定番カクテルなど
プレミアム・エクストラ・パッケージスペシャリティコーヒー、エナジードリンク、プレミアムビール・ワイン・蒸留酒・カクテルなど
アルコールフリー・パッケージコーヒー、炭酸飲料、ジュース、水、スムージー、ノンアルコール飲料など
マイナーズ・パッケージ成人用パッケージを購入した家族の未成年者向けノンアルコール飲料

イージー・パッケージには、指定されたビール、ハウスワイン、定番カクテルなどが含まれます。プレミアム・エクストラ・パッケージは対象が広く、スペシャリティレストランでも利用できる点が主な違いです。

パッケージを購入する前に、特に確認したい条件は次のとおりです。

  • パッケージは原則としてクルーズ全日程分を購入する
  • 下船日は料金計算の対象外となる
  • 途中の1日だけ購入することはできない
  • 同じ客室の乗客は原則として全員がパッケージを購入する
  • 未成年者にはマイナーズ・パッケージが適用される
  • 乳児にはパッケージ購入が義務付けられていない
  • パッケージを他人と共有することはできない
  • ミニバーとルームサービスは対象外
  • 一部のテーマバーや施設では利用できない
  • 利用開始後の解約や返金は原則としてできない

同室の大人のうち一人だけがアルコールパッケージを購入し、もう一人は何も購入しないという選択は、原則としてできません。未成年の子どもが同室の場合も、大人用パッケージに対応するマイナーズ・パッケージの購入が必要です。

2026年夏以降のイージー・パッケージとプレミアム・エクストラ・パッケージでは、1人につき1日15杯までのアルコール飲料という上限があります。15杯に達した後も注文自体が禁止されるのではなく、追加分はメニュー料金とサービス料を支払って購入する扱いです。ノンアルコール飲料は、このアルコール15杯の上限には含まれません。

プレミアム・エクストラ・パッケージでは、対象価格の上限が航路によって設定されています。公式案内では、対象航路で1杯14ユーロまたは16米ドルまでが含まれます。上限を超える商品やボトルワインなどは、別料金または割引扱いとなります。

なお、2026年夏以降はパッケージ内容が変更されています。2025年10月1日より前に、2026年夏以降のクルーズ向けパッケージを購入した人には、購入時点の旧パッケージ条件が適用される場合があります。家族や知人の過去の乗船情報と、自分の予約画面に表示される内容が異なる可能性があるため、予約番号にひも付いた最新条件を確認してください。

飲み放題は必要?元を取りやすい人

ドリンクパッケージが必要かどうかは、「お酒を飲むか」だけでは判断できません。

アルコールを飲まない人でも、ペットボトルの水、炭酸飲料、スペシャリティコーヒー、ジュースなどを毎日注文すれば、個別会計が積み重なります。一方、寄港地観光が多く船内で過ごす時間が短い人は、パッケージを十分に利用できない可能性があります。

ドリンクパッケージを検討する際は、次のタイプ別に考えると判断しやすくなります。

  • 毎日ビールやワイン、カクテルを数杯飲む人
    昼食、夕食、バーなどで継続的に飲む場合は、パッケージを利用する価値が高くなります。個別注文にはサービス料も加算されるため、1日当たりの利用回数が多いほど定額制の利点が出やすくなります。
  • コーヒーや炭酸飲料を頻繁に飲む人
    アルコールを飲まなくても、朝のカプチーノ、昼の炭酸飲料、午後のジュース、夜のノンアルコールカクテルなどを注文する人は、アルコールフリー・パッケージを検討できます。
  • 終日航海日が多いクルーズに乗る人
    朝から夜まで船内で過ごす日は、バーやレストランを利用する回数が増えます。終日航海日が複数ある航路は、寄港地中心の航路よりもパッケージを使いやすいでしょう。
  • 船内会計を気にせず過ごしたい人
    飲むたびに金額を確認したくない人や、旅行中の追加費用をあらかじめ固定したい人にも向いています。

一方、次のような人は個別購入の方が安くなる可能性があります。

  • お酒をほとんど飲まない人
  • 無料の水・コーヒー・紅茶で十分な人
  • 1日に有料ドリンクを1~2杯しか注文しない人
  • 寄港地観光が多く、日中ほとんど船にいない人
  • 夫婦や同室者で飲む量に大きな差がある人
  • 子どもを含む同室者全員分の購入費が負担になる人

元が取れるかを判断するには、次のように計算します。

1日に注文する予定の飲み物代+サービス料 × 対象日数

この金額と、予約画面に表示されるドリンクパッケージの総額を比較します。

たとえば、1日にビール2杯、グラスワイン2杯、カクテル1杯、スペシャリティコーヒー2杯、水や炭酸飲料を数本注文するなら、個別会計は相応の金額になります。一方、夕食時にビールを1杯飲む程度なら、全日程分のパッケージを購入するよりも、個別注文の方が抑えられるでしょう。

パッケージ料金は船、航路、クルーズ日数、予約時期、キャンペーンによって異なります。公式サイトでも一律の固定料金は示されておらず、予約後の管理画面などに表示される金額を確認する方式です。事前購入は、船内購入より割安になると案内されています。

また、日本発着ツアーには、旅行会社独自のプランとしてドリンクパッケージとWi-Fiが最初から含まれている場合があります。クルーズ代金だけを比較するのではなく、パッケージ込みか別売りかまで確認することが大切です。

水・ペットボトル・お酒は持ち込める?

ペットボトルを持ち込もうとする夫婦と静止するスタッフの画像
船外からの飲食物は原則として持ち込めません

MSCクルーズの公式規定では、衛生・安全上の理由から、原則として飲み物や食品を船内へ持ち込むことはできません。主な理由は、衛生管理や食中毒防止に加え、容器の中身を含めた船内の安全管理を徹底するためです。

対象には次のようなものが含まれます。

  • ペットボトルの水
  • ソフトドリンク
  • 缶飲料
  • アルコール飲料
  • ワイン
  • 開封済みの飲食物
  • 手作りの弁当や料理
  • 生鮮食品
  • 寄港地で購入した飲食物

特にアルコールは、船内への持ち込み禁止品として明記されています。乗船港だけでなく、寄港地から船へ戻る際にも手荷物検査があるため、寄港地で購入した酒類をそのまま客室で飲めるとは限りません。

持ち込み禁止品が見つかった場合、乗船を拒否される、商品を預ける、没収されるなどの扱いになる可能性があります。寄港地でワインや地酒を購入する予定がある場合は、購入前に船内のゲストサービスで扱いを確認した方がよいでしょう。

一方、公式規定では、乾燥した市販の密封食品は例外として認められています。

  • 未開封の市販菓子
  • 個包装された乾燥食品
  • 市販の密封スナック
  • 表示や賞味期限を確認できる食品

ただし、「市販品なら何でも持ち込める」という意味ではありません。液体や要冷蔵品、生鮮食品などは持ち込みが認められない可能性があるため、事前確認が必要です。

マイボトルや水筒は、空の状態で持参し、船内の給水場所で利用する方法があります。MSCの公式案内でも、給水ステーションでは乗客自身の再利用可能なボトルを使用できると説明されています。

衛生面を考えると、給水機の注ぎ口へボトルの口を直接触れさせず、船内のコップにいったん取ってから移すなど、船内の表示に従って利用することが大切です。

持ち込み規定は港の保安運用や航路によって扱いが異なる可能性があります。水や飲料を必要とする事情がある場合は、自己判断で持参せず、乗船前にMSCクルーズまたは予約した旅行会社へ確認してください。

離乳食・粉ミルクは持ち込める?

離乳食や粉ミルクについては、通常の飲食物と同じ扱いで単純に判断せず、乗船前に個別確認する必要があります。

MSCクルーズでは、レストランや24時間対応のキャビンサービスで、粉ミルクや離乳食を温める手伝いを受けられます。また、医療上の理由や乳児のために、船内の料理を細かく混ぜた状態にする対応を依頼できる場合があります。

持参を検討できるものとしては、次のような食品があります。

  • 未開封の粉ミルク
  • 市販の密封された離乳食
  • 市販の個包装されたベビーフード
  • 乳児用の乾燥したお菓子
  • 医療上必要な特殊食品
  • アレルギー対応の密封食品

ただし、MSCの通常規定では飲食物の持ち込みが制限されており、医療用や特別食を持ち込む場合には、MSC側の書面による事前承認が必要になることがあります。持ち込む食品は密封され、原材料表示や賞味期限を確認できるものが求められます。

また、乗客が持ち込んだ食品について、船内スタッフは保管、調理、加熱に対応できないと公式案内に記載されています。離乳食や粉ミルクの温めについては支援が案内されていますが、持参品の内容や容器によって対応できない可能性があります。

乗船前には、次の点を旅行会社またはMSCクルーズへ伝えてください。

  • 子どもの年齢
  • 持ち込みたい食品の商品名と形状
  • 粉末・液体・瓶詰め・パウチなどの種類
  • 1日当たりに必要な量
  • 冷蔵保存が必要か
  • 加熱やお湯が必要か
  • アレルギーや医療上の理由があるか
  • 寄港地で追加購入する予定があるか

特別な食事やアレルギー対応については、原則として予約時、遅くとも出航30日前までにMSCへ申告するよう案内されています。乳児用食品や医療上必要な食品を持ち込みたい場合も、予約後すぐに旅行会社へ相談しておくと準備を進めやすくなります。

粉ミルク用のお湯や離乳食の温めを必要とする場合は、乗船後にもメインダイニングの担当者やゲストサービス、ルームサービスへ相談しましょう。自宅と同じ食事環境をすべて持ち込むのではなく、船内で受けられる対応と、持参が必要なものを分けて準備することがポイントです。

MSCベリッシマの食事を快適に楽しむ方法

MSCベリッシマでは、メインダイニングとマーケットプレイス・ビュッフェのどちらを利用しても、基本料金に含まれる食事を楽しめます。ただし、同じ食事施設を毎回利用するよりも、その日の寄港地観光、ショーの時間、子どもの体調などに合わせて使い分ける方が、船内での時間に余裕が生まれます。

また、MSCベリッシマは多くの乗客が利用する大型船です。食事の内容だけでなく、時間帯、座席、レストランまでの移動、食事制限への対応まで考えておくことが、船内で過ごしやすくするポイントになります。

メインダイニングとビュッフェの使い分け

メインダイニングは、席に着いた状態で前菜、メイン料理、デザートなどを順番に味わえるため、食事そのものをゆっくり楽しみたい日に向いています。一方、マーケットプレイス・ビュッフェは、朝食、昼食、夕食、深夜の軽食まで幅広い時間帯で利用でき、好きな料理と量を自分で選べます。

どちらか一方に決める必要はありません。次のように、その日の予定で選ぶと利用しやすくなります。

  • コース料理を落ち着いて味わいたい夜はメインダイニング
  • 寄港地観光から戻る時間が読めない日はビュッフェ
  • ショーやイベントの開始時間が迫っている日はビュッフェ
  • 夫婦や家族で同じテーブルを囲みたい日はメインダイニング
  • 家族それぞれが違う料理を食べたい日はビュッフェ
  • 朝食を短時間で済ませたい日はビュッフェ
  • 料理の説明を受けながら食事制限に対応してもらいたい場合はメインダイニング

夕食のメインダイニングは、予約している「MSCエクスペリエンス」によって固定時間制または営業時間内で時間を選べる方式になります。アウレアでは「マイ・チョイス・ダイニング」を利用できますが、それ以外のプランでは希望時間が確約されない場合があります。

メインダイニングを利用する日は、食後に見たいショーの開始時間を確認しておきましょう。料理が順番に提供されるため、ビュッフェより食事時間が長くなることがあります。

反対に、ビュッフェは短時間で食べられる一方、混雑時には座席を探す時間が必要です。「時間がないからビュッフェ」と決めるのではなく、そのときの混雑状況も見ながら選ぶとよいでしょう。

ビュッフェの混雑を避ける時間と動き方

混雑するビュッフェで困惑する家族とスタッフの画像
ビュッフェの利用は時間も考えて

マーケットプレイス・ビュッフェは営業時間が長く、予約なしで利用できるため、乗客が集中する時間帯には料理コーナーや座席が混み合う可能性があります。

特に、乗船日の昼食、終日航海日の朝食・昼食、寄港地から多くの乗客が戻った直後などは、同じ時間に食事を取る人が増えやすくなります。ただし、実際の混雑時間は寄港スケジュールや船内イベントによって変わるため、固定された時刻としては判断できません。

混雑を避けるには、次の方法が考えられます。

  • 船内新聞やMSC for Meアプリで営業時間を確認する
  • 食事開始直後またはピーク後を選ぶ
  • 初日の混雑状況を見て翌日以降の時間を調整する
  • 料理を取る前に空席のあるエリアを確認する
  • 入口付近だけでなく奥の座席まで探す
  • 混雑が激しい場合はメインダイニングへ切り替える
  • 家族全員で料理を取りに行かず、順番に動く

MSC for Meアプリでは、船内スケジュールや施設情報、船内マップを確認できます。インターネットパッケージを購入していなくても、船内Wi-Fiに接続すればアプリの基本機能を利用できます。

子連れや三世代旅行では、先に全員分の席を確保してから、交代で料理を取りに行く方法が現実的です。ただし、長時間にわたって荷物だけで席を占有するのではなく、食事をする人が席に残った状態で動きましょう。

料理コーナーも1か所だけではありません。最初に見つけた列へすぐ並ぶより、フロア全体を見て、比較的空いている料理台から回る方が待ち時間を抑えられる場合があります。

子連れ・三世代旅行の食事の選び方

三世代家族がビュッフェで食事を楽しんでいる画像
家族の食事風景

MSCベリッシマでは、メインダイニングに子ども向けメニューが用意されています。MSC公式によると、地中海料理や国際料理を取り入れたキッズメニューのほか、生後6~12か月の乳児を想定した料理も用意されています。

ビュッフェでは、料理を見ながら選べるため、子どもが食べられる量や好みに合わせやすいのが利点です。ピザ、パン、果物、デザートなどから、普段食べ慣れているものを探しやすいでしょう。

一方、子どもが料理を選ぶ時間や、家族全員の座席を探す手間を考えると、メインダイニングの方が利用しやすい場面もあります。家族構成やその日の過ごし方によって、次のように使い分けられます。

  • 小さな子どもが空腹になる時間が読めない日はビュッフェ
  • 家族全員で落ち着いて夕食を取りたい日はメインダイニング
  • 子どもが眠そうな日は早めのビュッフェ
  • 祖父母を含めて移動の負担を減らしたい日は着席型のメインダイニング
  • 好き嫌いが多い子どもは料理を見て選べるビュッフェ
  • 記念日や家族写真を残したい夜はメインダイニング
  • 子どもが寝た後は条件を確認してルームサービスを利用

MSCには、子どもが食事を終えた後にキッズクラブへ移動できる「ハッピー・ディナー」などのサービスもあります。実施状況や対象年齢、予約条件は乗船回によって異なる可能性があるため、乗船後にキッズクラブや船内案内で確認してください。

また、粉ミルクや母乳を温める必要がある場合は、ルームサービスへの相談が公式に案内されています。船内には哺乳瓶を温める設備が用意される場合もあるため、乗船後にゲストサービスへ確認しましょう。

アレルギーや食事制限は事前申告する

食物アレルギーや食事制限がある場合は、乗船してから初めて伝えるのではなく、予約時からMSCクルーズまたは旅行会社へ申告する必要があります。

MSCクルーズでは、次のような食事への対応が案内されています。

  • 食物アレルギーや不耐症
  • グルテンフリー
  • ベジタリアン
  • ヴィーガン
  • コーシャ料理
  • ハラール食材
  • 乳児や医療上の理由による食事対応

アレルギーや不耐症がある場合、MSCは予約時、遅くとも出航30日前までに専用フォームで申告するよう案内しています。乗船後も、ゲストサービスとメインダイニングの責任者へ改めて伝える必要があります。

特別な食事への対応は、ビュッフェよりメインダイニングの方が適しています。メインダイニングでは料理の調理や提供を管理しやすく、スタッフに相談しながらメニューを選べるためです。

一方、ビュッフェでは、多くの乗客が同じトングや料理台を利用します。MSC公式も、ビュッフェでは食材の交差接触を完全には保証できないと案内しています。重いアレルギーがある場合は、料理の見た目だけで判断せず、メインダイニングを中心に利用しましょう。

ベジタリアンとヴィーガンの料理は、メインダイニングとビュッフェのメニューに組み込まれています。ただし、料理の種類や提供数は日によって異なります。

コーシャ料理やハラール食材についても事前申請が必要です。コーシャ料理は追加料金がかかる場合があり、ハラール食材も出航30日前までの申請が推奨されています。

乗船前と乗船後に確認する項目は次のとおりです。

  • 予約時に食事制限の内容を伝える
  • 必要な申請フォームを提出する
  • 旅行会社を通じて申請が受理されたか確認する
  • 乗船後にゲストサービスへ再度伝える
  • 最初の夕食前にメインダイニングの責任者へ相談する
  • ビュッフェでは自己判断で料理を選ばない
  • 使用できるレストランと注文方法を確認する

「事前に伝えたから船内では説明しなくてもよい」と考えず、乗船後にも自分から確認することが重要です。

追加料金を抑える食事・飲み物の選び方

MSCベリッシマでは、メインダイニングとビュッフェの食事がクルーズ料金に含まれているため、有料レストランを利用しなくても、朝食・昼食・夕食を取ることができます。

追加料金を抑えたい場合は、無料施設を基本にしながら、旅行中に重視したいものだけへ費用をかけるとよいでしょう。

  • 朝食と昼食はビュッフェを中心にする
  • 夕食は基本料金に含まれるメインダイニングを利用する
  • 有料レストランは記念日など利用目的がある日に絞る
  • 無料の水・コーヒー・紅茶を活用する
  • 有料ドリンクの利用量を計算してからパッケージを選ぶ
  • ルームサービスの料理代と配達料を確認する
  • ミニバーを利用する前に料金表を見る
  • 寄港地観光が多い場合はドリンクパッケージを慎重に検討する
  • 有料レストランの事前割引やパッケージを確認する

追加料金を抑えることだけを優先すると、旅行中に我慢が増えることもあります。たとえば、記念日に有料レストランを一度利用し、普段の食事は無料レストランで楽しむ方法なら、費用を抑えながら食事の変化も付けられます。

飲み物も同様です。無料の飲み物だけで十分な人もいれば、毎回料金を気にせずバーを利用できる方が旅を楽しめる人もいます。大切なのは、ドリンクパッケージの有無だけで判断せず、同室者全員分の料金と実際の飲み方を比較することです。

予約前に旅行会社へ確認したいこと

MSCベリッシマの食事施設そのものは同じでも、航路、乗船時期、客室プラン、旅行会社のツアーによって、含まれるサービスや特典が異なることがあります。

特に、ドリンクパッケージ、夕食時間、ルームサービス、有料レストラン特典などは、予約後に追加するより、最初から含まれるプランを選んだ方が条件に合う場合があります。

予約前には、次の項目を確認しておきましょう。

  • メインダイニングの夕食時間を選べるか
  • 夕食時間の希望が確約されるか
  • ドリンクパッケージが旅行代金に含まれるか
  • 同室者全員にドリンクパッケージが付くか
  • 子ども用パッケージの料金はいくらか
  • 有料レストランの特典や割引があるか
  • ルームサービスの配達料が含まれる客室プランか
  • 食物アレルギーや特別食の申請方法
  • 子どもの食事や離乳食について相談できるか
  • 客室の位置を指定できる予約プランか
  • 予約後に追加サービスを事前購入できるか
  • キャンセルや変更時にパッケージ代が返金されるか

旅行会社によって、ドリンクパッケージやWi-Fiなどを組み込んだツアーが販売される場合があります。単純な旅行代金だけで比較せず、自分が利用する予定のサービスを加えた総額で判断することが大切です。

また、夕食時間や客室位置を重視する場合は、「希望を出せる」だけなのか、「確約される」のかを分けて確認してください。希望を伝えていても、予約状況によって希望どおりにならないことがあります。

MSCベリッシマの取扱旅行会社や予約方法を比較したい方は、「MSCベリッシマの予約はどこで?おすすめの窓口と最安値の探し方」もご参照ください。

食事と飲み物の条件を確認してから予約すれば、乗船後に追加料金へ戸惑いにくくなります。無料の食事を中心に楽しむのか、有料レストランやドリンクパッケージまで含めて船内時間を満喫するのか、自分たちの過ごし方に合ったプランを選びましょう。

まとめ|無料の範囲と追加料金を確認して予約しよう

MSCベリッシマでは、メインダイニングとマーケットプレイス・ビュッフェの食事が基本のクルーズ料金に含まれています。有料レストランを利用しなくても、朝食・昼食・夕食から軽食まで船内で食事を楽しめるため、追加料金を抑えたい人でも食事に困ることは少ないでしょう。

一方、バーやレストランで注文するアルコール、炭酸飲料、スペシャリティコーヒー、ルームサービスの一部メニュー、ミニバー、有料レストランなどには、別途料金がかかります。飲み物を頻繁に注文する人はドリンクパッケージを利用しやすいものの、同室者全員の購入条件やクルーズ全日程分の料金まで含めて判断する必要があります。

MSCベリッシマの食事と飲み物を選ぶ際は、次の点を押さえておきましょう。

  • 基本の食事はメインダイニングとビュッフェで楽しめる
  • 無料の飲み物はビュッフェの水・コーヒー・紅茶などが中心
  • バーやメインダイニングで注文する飲み物は有料になることが多い
  • ドリンクパッケージは同室者の人数と実際の飲み方で判断する
  • 有料レストランは記念日や食事を重視したい日に利用する
  • ペットボトルの水や酒類は自由に持ち込めるとは限らない
  • 離乳食やアレルギー対応は乗船前に相談する
  • ビュッフェを頻繁に使う場合は客室からの動線も確認する

無料の食事だけで過ごすのか、有料レストランや飲み放題まで含めて楽しむのかによって、必要な予算は変わります。寄港地観光が多い人、終日航海日を船内で過ごす人、子ども連れの家族など、旅行のスタイルによって適した選択も異なります。

また、ドリンクパッケージ、夕食時間、ルームサービス、有料レストランの特典は、航路、乗船時期、客室プラン、旅行会社によって条件が変わる場合があります。予約前には旅行代金だけでなく、食事や飲み物に含まれる内容まで確認しておくことが大切です。

MSCベリッシマの取扱旅行会社や予約プランを比較したい方は、「MSCベリッシマの予約はどこで?おすすめの窓口と最安値の探し方」もご参照ください。

食事と飲み物の条件を事前に確認し、自分たちの過ごし方に合った予約プランを選んで、MSCベリッシマでの船旅を楽しみましょう。

MSCベリッシマの料金・空室状況を確認する
料金・特典・空室状況は旅行会社によって異なる場合があります。気になる旅行会社で、最新のプランやキャンペーンをご確認ください。
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参考情報

本記事は、MSCクルーズの公式情報、旅行会社が公開している日本発着クルーズの案内、実際にMSCベリッシマへ乗船した方の体験談を参考に作成しています。

レストランの営業時間、料金、ドリンクパッケージ、持ち込み条件などは、航路、乗船日、予約プランによって変更される場合があります。予約前は船会社または旅行会社の最新情報をご確認ください。

【公式情報】

MSCベリッシマ|船内施設・デッキプラン
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ビュッフェ・メインレストランの利用方法
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スペシャリティレストラン・ダイニングパッケージ
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ドリンクパッケージの種類・対象ドリンク・利用条件
MSC Cruises

ベッラ・ファンタスティカ・アウレアの違い
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食物アレルギー・特別食・医療上必要な食品
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荷物・飲食物・酒類の持ち込み規定
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子ども・乳児の食事に関するFAQ
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ドリンクパッケージなど船内サービスの利用規約
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【Webメディア・旅行会社情報】

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MSCベリッシマ|客船・客室・MSCヨットクラブ案内
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MSCベリッシマ|ドリンクパッケージの料金・条件
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