クルーズ船

日本発着 格安クルーズ旅行の選び方。費用以上の満足で非日常を得る!

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近年、日本発着のクルーズ旅行が大きな注目を集めています。かつては「高級」「長期休暇が必要」「シニア層向け」といったイメージが強かったクルーズ旅行ですが、現在では短期間・低価格で楽しめるプランが増加し、大人から子供まで幅広い年代層からの関心を集めています。特に女性同士のグループやファミリー層の人気が高くリピーターも増えています。

背景には、外国船の日本市場参入、インバウンド需要の回復、そして円安や国内ホテル価格の高騰といった社会的要因があり、相対的にクルーズ旅行の「コストパフォーマンスの高さ」が際立つ状況が生まれています。また、豪華な船内設備や多彩な食事、寄港地観光といった非日常体験を手軽に楽しめる点も人気の理由です。

本記事では「日本発着×格安クルーズ旅行」に焦点を当て、選び方のポイント、相場感、お得な予約方法までを網羅的に解説していきます。初めてのクルーズ旅行を検討している方には有益な情報ですのでぜひ参考にしてください。

クルーズ旅行の基本知識:どんな旅ができる?

クルーズ旅行の種類

クルーズ旅行の種類
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クルーズ旅行とは、海上を移動しながら複数の寄港地を巡る形式の旅行です。船内には宿泊施設、レストラン、プール、劇場、カジノ、ジム、ショッピングモールなどが完備され、まるで“動くリゾートホテル”のような体験ができます。ある目的地へ行くための交通手段というより、快適で自由な船上生活そのものをも楽しむ新しいレジャーがクルーズ旅行です。

そんな魅力たっぷりなクルーズ旅行を選ぶ際は、日本籍船/外国籍船、船のクラス、客室の種類、旅程(日程)を知っておく必要があります。

【日本籍船/外国籍船】

クルーズ船には、日本籍船と外国籍船があります。それぞれが登録されている国の法律や規則に従う船であり、いうなれば船の国籍と捉えるとわかりやすいです。日本籍船のほとんどは国内航路ですが、外国籍船は世界を周りながら日本にも寄港します。

日本籍船郵船クルーズ(飛鳥2、飛鳥3)、商船三井クルーズ(にっぽん丸、MITSUI OCEAN FUJI)
外国籍船MSCベリッシマ、ディズニー・クルーズライン、ダイヤモンド・プリンセス、ザ・リッツ・カールトン ヨットコレクション など

日本籍船は、今後、増えるかもしれませんが2025年現在、郵船クルーズ(飛鳥2、飛鳥3)商船三井クルーズ(にっぽん丸、MITSUI OCEAN FUJI)の2社4船しかありません。

日本籍船の最新の船である郵船クルーズの飛鳥3(飛鳥III)(2025年7月初就航)は、飛鳥2(飛鳥II)に替わり世界を就航する豪華客船として期待されています。

【船のクラス】

クルーズ船は、サービスレベルや価格帯によって主にカジュアルクラス、プレミアムクラス、ラグジュアリークラスの3つのクラスに大別されます。船の規模、客室の設備、提供されるサービスの質、そして料金設定などがそれぞれのクラスで異なります。

ラグジュアリークラス6万トン以下の小型船が多い。乗客数が少ないので上質なサービスが受けられる。
プレミアムクラス10万トン前後の中型船。気軽でありながら落ち着きのある雰囲気。ゆったりとした心地よさで、船旅を満喫できる。
カジュアルクラス10万トン以上の大型船で施設が充実。乗船客数が多くにぎやかな雰囲気。 カップルや子供連れのファミリー層が多い。

【客室の種類】

客室の種類は、船会社や船によって呼び方は異なりますが、おおむね「内側」「海側」「海側バルコニー」「スイート」に分けられます。

内側客室(インサイド)窓がないタイプで、クルーズ船の客室の中で最も安価な選択肢です。寝るためだけの部屋と割り切る場合や、船内での活動をメインに楽しみたい方におすすめです。
海側客室(アウトサイド)窓があり、船外の景色を眺めることができます。内側客室よりも少し料金は高くなりますが、部屋にいながら外の雰囲気を楽しめます。丸窓や四角い窓など、船によって窓の形状が異なります。
海側バルコニー客室(バルコニー)プライベートバルコニーが付いているタイプで、開放的な空間で海を眺めたり、朝食をとったりすることができます。クルーズ船の中で最も人気が高い客室タイプの一つです。
スイート客室(スイート)最も贅沢な客室タイプで、広々としたリビングエリアやプライベートバルコニー、バスルームが充実しており、特典も付いている場合があります。コネクティングルームとして利用できるスイート客室もあり、大人数での利用にも対応できます。

客室と旅程によって旅行料金が大きく変わってきます。

【旅程(日程)による種類】

旅行の種類は、国内のみを周遊する「国内クルーズ」と、海外の港にも立ち寄る「国際クルーズ」に大別されます。また、日数によって「ショートクルーズ(1〜3泊)」「ミドルクルーズ(4〜11泊)」「ロングクルーズ(12泊以上)」と分類されます。特に最近では、横浜・神戸・博多といった日本の主要港を発着点とするショートクルーズが人気を集めています。また外国籍船も日本国内でショートクルーズを催行することもあり、外国籍船に乗れる機会として人気を集めています。

ショートクルーズ1〜3泊
ミドルクルーズ4〜11泊
ロングクルーズ12泊以上

一生に一度は経験したい「世界一周旅行」は、ロングクルーズになります。

船の国籍、クラス、客室の種類、旅程(日程)を知ることで、自分がどの船に乗りたいか、どこへ行きたいか、どんな部屋に宿泊したいか、どれくらいの日程でスケジューリングできるかなど、選びやすくなります。また客室、旅程、さらには時期によって旅行代金が大きく変動するので予算やスケジュールの計画も変わっています。

クルーズの魅力は、単なる“移動”では終わらないことです。1日中海を眺めながら過ごす時間、夜ごとに開かれる無料のショーやライブ、世界各国の料理が並ぶビュッフェ、早朝の海風を感じるデッキ散歩──こうした非日常が、クルーズの旅には詰まっています。客室から見える水平線の絶景、寄港地での観光やグルメ、そして船内で出会う新しい文化や人々。これまでの「旅行」のイメージが変わる、そんな体験が待っています。

価格帯やサービスの内容は、運航する船会社によって大きく異なります。外国船はリーズナブルな価格で提供される一方、国内船は日本語対応や和食の提供など、サービスのきめ細やかさが特徴です。いずれも、移動・宿泊・食事・娯楽がセットになった「オールインクルーシブ」が主流で、旅行中の追加費用を抑えられるのも大きな魅力です。

「船に乗る」と聞いて想像するよりずっと自由で、ずっと快適。初めてでも安心して過ごせる工夫がいたるところに用意されています。クルーズ旅行は、時間と空間を贅沢に使って楽しむ“浮かぶテーマパーク”のような旅だといえるでしょう。

日本発着 格安クルーズのモデル旅程

日本発着 格安クルーズのモデル旅程
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日本発着の格安クルーズはどのような旅程が組まれているのでしょうか。

「格安」と聞くと、「楽しめる範囲が限られているのでは?」と感じるかもしれませんが、実際にはその逆です。日本発着の格安クルーズは短期間ながらも、充実した非日常体験をコンパクトに凝縮した内容となっており、初めてのクルーズ旅行にぴったりの選択肢です。

特に2泊3日から4泊5日程度のショートクルーズは、忙しい社会人や家族連れでも参加しやすいスケジュールが魅力です。週末や連休に合わせたプランも多く、休暇を有効に活用しながら、観光・グルメ・レジャーを一度に楽しむことができます。

船内では移動中もリゾート気分で過ごせるため、「ただの移動」では終わらないのがクルーズ旅行の醍醐味です。時間が限られていても、船内の設備や寄港地での散策を楽しめば、しっかりと“旅をした”という満足感が得られます。

ここでは、実際の格安クルーズで選ばれているモデル旅程を紹介します。旅のイメージづくりや、プラン選びの参考にしてみてください。

ショートクルーズ
■横浜発 ― 名古屋着 /2日間

入港出港
1日目横浜17:00
2日目名古屋9:00

横浜港から一晩で名古屋に到着。下船後は解散となります。
横浜を出港するまでの時間は横浜観光を楽しみ、名古屋で下船後は名古屋観光を楽しみます。
ただ夜出港して朝到着で解散となると、ただの移動手段で高速夜行バスと変わらないような気もしますが、船内での食事を楽しんだり、ちょっとして非日常を楽しむという点では新鮮な気持ちになるとともに、クルーズ船初心者には良い体験となります。

■横浜発 ― 横浜着 /3日間

入港出港
1日目横浜17:00
2日目終日航海-
3日目横浜9:00-

出港・入港が同じ港でのモデル旅程で、横浜港が出入港なので3日間かけて洋上を周って戻ってくるというコースです。この場合、横浜を出港すると三浦半島から反時計回りに相模湾を周って横浜港に戻ってきます。2日目は終日クルージングなので、船内施設を存分に楽しむことができます。同じような旅程では神戸出入港というプランもあります。また出入港が同じプランには、歌手やミュージシャンのライブによるエンターテイメントが充実していて、その歌手やミュージシャン目当てで乗船するファンも多くいます。特にクリスマスなどイベントシーズンのプランは早い時期から予約でいっぱいになります。

■神戸発 ― 横浜着 /3日間

入港出港
1日目神戸17:00
2日目終日航海-
3日目横浜9:00-

神戸発、横浜着の片道クルーズです。「移動型クルーズ」ともいい、短い日程でも存分にクルーズを楽しむことができます。2日目は終日クルージングなので、船内施設を存分に楽しむことができます。

■横浜発 ― 横浜着 /4日間

入港出港
1日目横浜-17:00
2日目終日航海
3日目蒲郡8:0022:00
4日目横浜13:00-

4日間のクルーズになると出入港地以外に寄港地が入るプランが増えます。このモデル旅程だと愛知県の蒲郡に寄港します。蒲郡は島全体が国の天然記念物に指定されている竹島、難病封じで知られる無量寺(通称・ガン封じ寺)など観光スポットが多数あり、3日目は思う存分歴史や文化、また地元のグルメなどを堪能できます。夏には蒲郡花火の観覧が旅程に入っているプランもあります。

ミドルクルーズ
■東京港発 九州・韓国・那覇片道クルーズ /8日間

入港出港
1日目東京港-19:00
2日目終日航海
3日目終日航海--
4日目釜山(韓国)8:0022:00
5日目佐世保8:0019:00
6日目鹿児島8:0019:00
7日目終日航海--
8日目那覇7:00-

九州と韓国を巡る片道クルーズです。寄港地の数にもよりますが、8日間のクルーズだと終日航海日が3日もあるので、寄港地と船上の楽しみを思う存分満喫できます。ワンランク上の非日常のクルーズライフを体現することができます。このモデル旅程では、韓国・釜山が寄港地ですが、台湾や上海が寄港のプランもあります。時期や船会社、船の種類によって異なるので、さまざまなクルーズ会社を比較してみましょう。

片道クルーズとは

片道クルーズとは
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出発地から目的地までを一方通行で移動する形式のクルーズのことです。往復のクルーズとは異なり、寄港地での滞在や観光を楽しんだ後、別の場所で下船します。

片道クルーズの特徴

  1. 移動手段と観光を兼ねる
    片道クルーズは、移動手段としての船旅と寄港地での観光を組み合わせた旅行スタイル
  2. 効率的な移動
    目的地の異なる場所へ移動する際に、移動時間と観光を同時に楽しむことができる
  3. 多様なコース
    世界一周クルーズや、特定のエリアを周遊するクルーズなど、様々なコースが設定されている
  4. 長期間の旅行
    長いものでは数週間から数ヶ月に及ぶものもあり、まとまった時間をかけて旅行を楽しむことができる
  5. 費用
    出港地までの交通費と入港地(下船地)からの帰りの交通費が含まれていない場合が多いので、その分の費用がかさむ

ただし入港地(下船地)からの帰りの交通費が含まれているプランもあるので、探してるのもありです。

日本発着 格安クルーズ旅行の選び方

おさえるべきポイント

おさえるべきポイント
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日本発着かつ格安のクルーズ旅行を検討する際は、いくつかの基本的なポイントを意識することで、自分に合った旅を見つけやすくなります。船旅はプランによって満足度が大きく変わるため、出発前に確認すべき要素をしっかり押さえておくことが大切です。ここで紹介するチェック項目を参考にすれば、初めてでも失敗のないクルーズ旅行を選ぶことができるでしょう。

  1. 発着地の港を確認する
    日本全国には複数のクルーズ拠点がありますが、代表的な発着地は「横浜」「神戸」「博多」「金沢」「名古屋」などの都市型港湾です。自宅からアクセスしやすい港を選ぶことで、旅のスタートからストレスなく楽しむことができます。特に、航空機や新幹線などの移動を伴う場合は、交通費も含めて総額を意識しておくと、より費用を抑えやすくなります。
  2. 日数と旅程を選ぶ
    クルーズ旅行の期間は多様で、2泊3日から10泊以上のロングプランまで幅広く設定されています。初めての方や短期休暇を活用したい方には、ショートクルーズ(2〜4泊)が適しています。週末や祝日を絡めることで、仕事や学校を休まずに参加できる点もメリットです。長期休暇が取れる方は、韓国・台湾など海外寄港を含む7泊以上のプランを視野に入れると、より旅の幅が広がります。
  3. 船会社とサービスの違いを理解する
    運航会社によって、船の規模や提供されるサービス、価格帯に明確な違いがあります。外国船(例:MSCクルーズ、コスタクルーズ)はエンタメ施設が充実しており、リーズナブルな価格が魅力ですが、基本的な案内は英語中心となります。一方、国内船(にっぽん丸、飛鳥IIなど)は日本語対応が徹底され、和食中心のメニューや繊細なサービスが特徴です。どちらを重視するかで選ぶべき船が変わってきます。
  4. 客室のグレードと価格を確認する
    クルーズ料金は客室の種類によって大きく異なります。最安値のプランは「内側キャビン(窓なし)」が基本ですが、多少の追加費用で「海側」や「バルコニー付き」にグレードアップすることができます。船旅では客室で過ごす時間も意外と長いため、窓の有無や眺望は旅の満足度を左右します。快適性を求めるなら、予算とのバランスを見ながらワンランク上の客室を検討してみるのも一案です。
  5. 食事・アクティビティ・寄港地観光の内容
    ほとんどのクルーズでは、ビュッフェスタイルの食事や無料ショー、プール、ジムなどの基本施設は料金に含まれています。一方で、特別レストランの利用、寄港地での観光ツアー、アルコール類、Wi-Fiなどは有料の場合が多いため、旅行代金の内訳をしっかり確認しておく必要があります。特に寄港地観光はオプションツアーの内容に差があるため、事前に調べておくと失敗が少なくなります。

これらのポイントに着目し比較・検討することで、自分に合ったプランを無理なく見つけることが可能です。

格安クルーズは本当に安い?平均料金と費用の目安

格安クルーズは本当に安い?平均料金と費用の目安
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「クルーズ旅行=高額」というイメージは、もはや過去のものになりつつあります。近年のクルーズ旅行は、時代背景や旅行スタイルの多様化により、手が届きやすい選択肢の一つとして急速に注目されています。特に日本発着の外国船クルーズは、リーズナブルな価格で非日常を味わえる“コストパフォーマンスの高い旅”として支持を集めています。

その背景にはいくつかの要因があります。第一に、外国クルーズ船会社の日本市場参入が進んだことにより、選択肢が広がった点が挙げられます。MSCクルーズやコスタクルーズなど、欧州系の大手船会社は数千人規模の大型船を日本に投入しています。これにより、客室数の増加によるスケールメリットが生まれ、一人あたりの料金を低く抑えることが可能になりました。

第二に、円安や国内旅行費用の上昇も影響しています。コロナ禍を経て国内ホテル価格が高騰し、インバウンド需要も相まって宿泊費は上昇傾向にあります。一方で、クルーズ旅行では「宿泊・食事・移動・娯楽」がすべてパッケージ化された“オールインクルーシブ”スタイルが主流です。これにより、旅行中の追加出費を抑えつつ、質の高いサービスを体験できるため、相対的に“割安”な印象を受ける方も増えています。

日本発着の外国船によるクルーズ旅行の場合、2〜3泊のショートクルーズは3万円台から、7泊程度のプランでも15〜20万円前後が相場です。客室のグレードによって価格は変動しますが、最もリーズナブルな「内側キャビン(窓なし)」を選べば、かなり低予算で乗船可能です。しかも、この料金に含まれるのは単なる移動手段だけではありません。ビュッフェ形式の食事、ショーやミュージカル、ジムやプール、さらにはキッズルームやデッキイベントなど、多くの施設が追加料金なしで利用できます。

一方で、クルーズ旅行には客室のグレードによる差があるのも事実です。「海側キャビン」や「バルコニー付きキャビン」、さらには「スイートルーム」といった上位カテゴリーになると、価格は跳ね上がります。ただし、これらはあくまで滞在空間の快適性に関する違いであり、ほとんどの公共施設やアクティビティはすべての乗客に平等に開放されています。そのため、内側キャビンに泊まっても、豪華な船内を十分に堪能することが可能です。

にっぽん丸や飛鳥2(飛鳥II)、飛鳥3(飛鳥III)といった国内船の場合は、価格帯がやや高く設定されています。4泊5日で20〜30万円が一般的で、和のテイストを取り入れた食事や、きめ細やかな日本語サービスなど、安心感を重視する方に人気があります。特に高齢者層や、海外旅行に不安を感じる方にとっては、国内船ならではの細やかな対応が選ばれる理由となっています。

なお、クルーズ料金には含まれていない費用も存在します。例えば、有料レストランのコースメニュー、アルコール類、Wi-Fi接続、寄港地でのオプショナルツアーなどは別途料金がかかる場合があるため、予約時に「総額」でいくらになるのかを確認することが重要です。また、一部の外国船では、サービス料(チップ)が乗船中に自動加算されるケースもあります。

このように、価格の安さだけでなく、その中に含まれる“価値”が非常に高いのがクルーズ旅行の魅力です。予算を抑えつつも、非日常の体験を最大限楽しむことができるため、従来のツアー型旅行と比べて高い満足感が得られるという声も多く聞かれます。

クルーズ旅行が「安い」と言われるのは、単なる料金の問題ではなく、内容に対するコストパフォーマンスの高さにあります。賢く選べば、少ない予算でも十分にラグジュアリーな旅を楽しむことができるのです。

格安クルーズのよくある疑問

格安クルーズのよくある疑問
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ここでは、検索されやすい代表的な疑問に回答します。

Q1:クルーズ旅行はなぜ安いのか?
→ 外国船は客室数が多く、スケールメリットを活かした価格設計が可能です。また、船内のカジノ・有料店舗などの売上が別収益として見込まれるため、基本料金が安く抑えられています。

Q2:MSCベリッシマの3泊4日料金は?
→ 最安値は内側キャビンで4万円台から。バルコニー付き客室なら6〜8万円台が目安です。時期や寄港地によって変動します。

Q3:クルーズ船の平均料金はいくら?
→ 外国船利用の日本発着ショートクルーズ(2〜4泊)は3〜8万円程度、1週間超のプランで15〜25万円が平均。国内船は2〜3倍の価格帯です。

Q4:一人旅も可能?
→ 可能ですが、基本は2名1室の料金設定なので「シングルサーチャージ」がかかることがあります。一人用客室がある船や、追加料金不要のキャンペーンも存在します。

Q5:日本に寄港しない海外のクルーズ船に乗るには?
→ 日本の旅行代理店を通じて予約をします。実際に乗るには、現地に渡航して乗ることができます。現地まで飛行機で移動するフライ&クルーズというプランもあります。

さらに安く予約するには?お得な探し方と注意点

さらに安く予約するには?お得な探し方と注意点
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せっかく「格安クルーズ旅行」に興味を持ったのであれば、できるだけ費用を抑えて予約したいと考えるのは自然なことです。実はクルーズ旅行には、予約のタイミングやプランの選び方次第で“さらにお得”に楽しめる方法がいくつも存在します。

例えば、出発数か月前から始まる「早期割引」や、直前で空きが出た場合に適用される「直前割引」など、タイミングによって価格が大きく変わるケースは珍しくありません。特定の旅行会社が独自に提供するキャンペーンや、航空券やホテルと組み合わせたパッケージプランも、うまく活用することで大きな節約につながります。

また、クルーズ料金は基本的に「最低価格」が強調されがちですが、実際には港湾使用料やサービス料(チップ)、Wi-Fi利用料などの追加費用が発生する場合があります。これらを事前に把握し、総額で比較することで“本当に安い”プランを見極めることができるようになります。

このセクションでは、クルーズ旅行をより安く予約するための具体的な方法と、見落としやすい注意点について詳しく解説していきます。正しい知識とちょっとした工夫を加えることで、想像以上にお得なクルーズ旅を実現できるかもしれません。

1. 割引活用
 ・早期割引(3〜6か月前):10〜30%オフ。人気客室を抑えるのに有効。
 ・直前割引(1か月以内):空室対策で大幅値下げされることも。

2. パッケージツアー・キャンペーンの活用
 ・航空券・ホテル・観光をセットにしたパッケージは割安。
 ・旅行会社のキャンペーン期間を狙うと特典や割引が付くことも。

3. 料金構成の確認と比較
 ・表示価格だけでなく、港湾使用料・燃油サーチャージ・チップなどの「追加料金」があるか確認を。
 ・Wi-Fi、ランドリー、有料レストラン、アルコールは別途の場合が多いため、利用予定がある人は事前に確認を。

複数サイトで比較し、「ベストプライス保証」やポイント還元付きの予約サービスを利用することも賢明です。

まとめ:日本発着の格安クルーズ旅行は安くても充実した非日常体験ができる

日本発着の格安クルーズ旅行は安くても充実した非日常が体験できる
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かつて「クルーズ旅行」といえば、長期休暇が取れる一部の富裕層やリタイア層のための贅沢な旅、というイメージが一般的でした。しかし現在ではそのハードルは大きく下がり、日本発着のクルーズ旅行はより多くの人にとって現実的で魅力的な選択肢となっています。特に外国船による格安プランは、“安いのに贅沢”という理想的な旅のかたちを実現しています。

その理由は、オールインクルーシブの料金体系にあります。宿泊費・移動費・食事代・船内の多くのアクティビティやショーが一括で含まれており、価格以上の体験価値を感じられるのが大きな特長です。例えば3泊4日で数万円というプランでも、クルーズ船という非日常的な空間で、ビュッフェやプール、劇場、公海上の絶景などを心ゆくまで楽しむことができます。

もちろん、客室のグレードによって旅の快適さは異なりますが、基本的な施設やサービスはどの客室でも同様に利用可能です。つまり、最もリーズナブルな内側キャビンを選んだとしても、豪華なクルーズ船の世界を体験することができます。

これから旅行を計画する際、予算を理由にクルーズを候補から外してしまうのはもったいない選択かもしれません。クルーズには、単なる“移動手段”では味わえない特別な時間が詰まっています。リーズナブルでありながらラグジュアリーな非日常を体感できるクルーズ旅行は、まさに“今こそ試す価値がある”旅のスタイルです。次の休暇は、ぜひクルーズを選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。

日本発着の格安クルーズを提供している旅行会社

ベストワンクルーズ

ベストワンクルーズは、2005年に設立されたクルーズ旅行専門のオンライントラベルエージェントです。「クルーズ旅行を通じて、すべてのお客様に初めての感動体験を提供する」ことを理念とし、世界400隻以上のクルーズ船を取り扱っています。店舗を持たず、WEBとITの強みを活かした予約サイトと、専門知識を持つオペレーターによる丁寧なサポート体制を整えることで、初心者からリピーターまで幅広く対応しています。

2018年には東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。コロナ禍には、国内クルーズやフェリー、バスツアー、宿泊商品などへの取り扱いを拡大し、旅行ニーズの多様化にも柔軟に対応してきました。日本発着のクルーズ旅行をもっと身近で手の届く存在にし、人生に新たな彩りを添える旅のかたちとして、今もなお進化を続けています。

HIS(エイチ・アイ・エス)

HIS(株式会社エイチ・アイ・エス)は、1980年に創業された日本を代表する大手総合旅行会社です。創業当初は格安航空券の販売からスタートし、「安くて自由な旅行」を提案するスタイルで人気を集め、現在では国内外に多数の拠点を展開するグローバル企業へと成長しました。旅行業のほか、ホテル事業、テーマパーク運営、エネルギー事業など幅広い分野にも参入しています。

海外旅行、国内旅行、修学旅行、法人向け手配など多様なサービスを提供しており、特に自由度の高い個人旅行やパッケージツアーが強みです。また、オンライン予約システムの利便性や、全国に展開する店舗での対面サポートも高く評価されています。

近年は、デジタル化への取り組みや持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)にも注力。コロナ禍では新たな旅行需要の創出や地域活性化を目指した商品開発にも取り組み、旅行業界のリーディングカンパニーとして、変化に対応しながら新しい旅のスタイルを提案し続けています。

JTB

JTBは日本最大手の総合旅行会社として、長年にわたりクルーズ旅行の販売にも力を入れています。特に20218年東京・有楽町に「JTBクルーズプラザ有楽町」という世界中のクルーズの情報発信基地を開設し、国内外の主要クルーズラインを網羅した豊富なラインナップと、きめ細かなサービスを提供しているのが特長です。

JTBのクルーズ商品は、海外発着のラグジュアリークラスから、日本発着のカジュアルなショートクルーズまで幅広く取り扱っており、初めてのクルーズ利用者から経験豊富なリピーターまで、あらゆるニーズに対応しています。また、JTB専用チャーター便やオリジナル寄港地観光プランなど、旅行会社ならではの企画力を活かした特別商品も多く用意されています。

さらに、全国に展開する「クルーズプラザ」では、専門知識を持つスタッフが対面で相談を受け付けており、客室の選び方や寄港地情報、服装マナーなど、初めてでも安心して準備できる体制が整っています。

JTBは、信頼性・実績・サポート体制の面で安心感が高く、クルーズ旅行をじっくり楽しみたい方にとって、強力なパートナーとなる存在です。

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