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クルーズ船

MSCベリッシマはひどい?口コミと評判を徹底解説

「MSCベリッシマはひどい」という口コミを見て、不安になって検索された方も多いのではないでしょうか。せっかくのクルーズ旅行、失敗したくないという気持ちは当然です。実際にネット上には「料理が飽きた」「混雑がすごかった」といった声がある一方で、「船内が豪華で楽しかった」「家族で最高の思い出になった」という感想も多く見られます。

ではなぜ、ここまで評価が分かれるのでしょうか。その理由は、MSCベリッシマが属するクラスの違いや、乗船する時期・客層によって体験が大きく変わることにあります。本記事では、ネット上に散在する直近1~2年(2023〜2025年頃)におけるMSCベリッシマの日本発着クルーズ旅行に関する口コミを収集・分析(スクレイピング)し、その声をもとに「ひどい」と言われる原因と「楽しかった」と評価されるポイントを整理しました。さらに、どんな人に向いていて、どんな人には不向きなのかをわかりやすく解説します。

この記事を読めば、MSCベリッシマが自分や同行者に合う客船なのか、そしてクルーズ旅行を楽しむためにどのような点を意識すべきかがクリアになるはずです。ぜひ最後までご覧いただき、次の船旅の参考にしてください。

この記事の要点サマリー

  • MSCベリッシマは カジュアル船。にぎやかでエンタメ重視の雰囲気
  • 繁忙期は混雑・料理遅延が出やすい/閑散期は快適に過ごせる
  • 向いているのはファミリー・初クルーズ・アクティブ派、不向きは静けさ重視・食にこだわる人

目次

MSCベリッシマとはどんな客船?

MSCベリッシマの基本データと特徴

MSCベリッシマは、2019年に就航した最新の大型客船です。総トン数は171,598トン、全長315.83メートル、全幅43メートルと圧倒的なスケールを誇り、最大で約5,655名の乗客を収容できます。乗組員数も1,500名以上と多く、世界各地から集まったスタッフが乗客をサポートします。

船内には天井一面に広がるLEDドームや、AIを活用したデジタルアシスタント「Zoe(ゾーエ)」、世界的に有名なシルク・ドゥ・ソレイユによるショーなどが用意され、最新技術とエンターテイメントが融合した空間となっています。また、日本発着クルーズでは最大級の規模を誇り、海外の大型客船の魅力を存分に体験できるのが特徴です。

  • 運航会社:MSCクルーズ
  • 特徴:イタリア系の大型客船で、施設・アクティビティが充実。ファミリー向け。
  • おすすめの客層:ファミリー、若年層
項目
船籍港イタリア
クラスカジュアル
全長・全幅315.83m×43m
総トン数171,598GT
航海速力23.15ノット
乗客数5,655名
乗組員数1,595人
客室数2201室

客室タイプ

タイプ定員広さ
海側バルコニー/海側バル子にアウレア定員4名約17㎡
海側バルコニー ファミリー(プレミアムスイートアウレア)定員5名約25㎡
内側定員4名約16㎡
海側ファミリー(プレミアムオーシャンビュー)定員5名約25㎡
内側定員4名約15㎡
内側(1人部屋専用)定員1名約10㎡
グランドスイートアウレア約39㎡/専用ジェットバス付展望バルコニー(約36㎡)
プレミアムスイートアウレア約27㎡/専用ジェットバス付展望バルコニー(約26〜30㎡)/シャワー付

MSCヨットクラブ

タイプ定員広さ
ロイヤルスイート定員 4名約58㎡
デュープレックススイート定員 4名約58㎡
デラックススイート定員4名約58㎡
内側スイート定員 2名約15㎡

カジュアルクラスとは?プレミアム・ラグジュアリー船との違い

クルーズ船には大きく分けて「カジュアル」「プレミアム」「ラグジュアリー」の3つのクラスがあり、それぞれに特徴があります。

カジュアル船、プレミアム船、ラグジュアリー船―比較図
ラグジュアリークラス6万トン以下の小型船が多い。乗客数が少ないので上質なサービスが受けられる。
プレミアムクラス10万トン前後の中型船。気軽でありながら落ち着きのある雰囲気。ゆったりとした心地よさで、船旅を満喫できる。
カジュアルクラス10万トン以上の大型船で施設が充実。乗船客数が多くにぎやかな雰囲気。 カップルや子供連れのファミリー層が多い。

カジュアル船は、MSCベリッシマのように10万トンを超える大型客船が多く、乗客数も数千人規模です。料金は1泊あたり1万円前後からと手頃で、ファミリー層や比較的若い世代、友人同士の旅行に人気があります。短期から長期まで幅広い日程のクルーズが設定され、誰でも気軽に楽しめるのが魅力です。

一方、プレミアム船は5~10万トン前後で乗客数は500~2,500人規模。1泊あたり200~400ドル程度が目安で、落ち着いた雰囲気の中でゆったり過ごせることが特徴です。

さらに上級のラグジュアリー船は、1万~3万トン前後で乗客は500人以下という中小規模の船が中心です。料金は1泊あたり400~800ドル以上と高額ですが、きめ細やかなサービスと静けさが魅力で、50代以上のシニア層や記念日の旅行に選ばれることが多くあります。

このように、クラスごとに「規模」「価格帯」「雰囲気」が異なり、MSCベリッシマが属するカジュアルクラスはエンターテイメント性やコストパフォーマンスを重視した船であると言えます。

ダイヤモンド・プリンセスとの比較(総トン数・定員・サービス内容)

Deluxe Cruising Life イメージ

日本発着クルーズで人気のダイヤモンド・プリンセスとMSCベリッシマを比較すると、その違いがよく分かります。

MSCベリッシマはカジュアル船。総トン数171,598トン、最大定員5,655名の超大型船です。一方、ダイヤモンド・プリンセスはプレミアム船。115,875トン、定員2,706名と、全長・全幅に大きな差はないにせよ、重量、乗客店員数による規模ではベリッシマに比べてコンパクトです。

サービス面でも方向性に違いがあります。MSCベリッシマはカジュアル船らしく、LEDドームやシルク・ドゥ・ソレイユのショー、家族向けのプールやキッズプログラムなど、賑やかな雰囲気でエンタメ性が際立ちます。対してダイヤモンド・プリンセスは、メイン・ダイニングを複数設けることで「小型船のような落ち着いた食事空間」を提供しており、より静かで落ち着いた船旅を好む層に適しています。

項目MSCベリッシマダイヤモンド・プリンセス
クラスカジュアル船プレミアム船
建造年2019年2004年
総トン数171,598トン115,875トン
全長315.8m290m
全幅43m37.5m
乗客定員5,655名2,706名
乗組員数1,595名1,100名
雰囲気・特徴LEDドーム、シルク・ドゥ・ソレイユ、ファミリー向け施設などエンタメ充実メイン・ダイニングを複数配置、小型船のような落ち着き、日本的サービスも充実
ホスピタリティ乗客に対してスタッフが少ないので、ときにはサービスが行き届かないケースも乗客に対してスタッフが多いので、きめ細やかなサービスが期待できる

この比較からも分かるように、MSCベリッシマはスケールの大きさと多彩なエンタメを楽しみたい人に向いています。一方、ダイヤモンド・プリンセスは落ち着いた雰囲気や日本的な快適さを求める人に適しています。

特にサービス面では大きな違いがあります。カジュアル船であるMSCベリッシマは、数千人規模の乗客を対象とするため、スタッフはフレンドリーで明るい対応をしてくれるものの、一人一人に対してきめ細やかに対応するスタイルではありません。そのため、初めてクルーズ船に乗る方が「ラグジュアリー船やプレミアム船のような、一人一人に合わせた高度なおもてなし」をイメージしていると、サービスのカジュアルさに驚くこともあります。結果的に「MSCベリッシマはひどい」という印象に繋がっている傾向にあります。

逆に、ダイヤモンド・プリンセスはプレミアム船として、食事やサービスにおいて落ち着いた空間づくりや、比較的きめ細やかな対応を大切にしています。結果として、同じ「豪華客船の旅」であっても、体験の質は大きく異なるのです。

MSCベリッシマはひどい?口コミから見える実態

悪い口コミに多い「部屋・料理・サービス・混雑」の不満点

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MSCベリッシマが「ひどい」と感じられる主因は、超大型・カジュアル船ならではの運用負荷と期待ギャップにあります。数千人が同時に動く環境では、客室メンテナンス・料理提供・言語面対応・動線混雑のいずれもピーク時にボトルネックが生じやすく、日本の高級ホテルやプレミアム/ラグジュアリー船のようなきめ細やかなサービスを想定すると落差を感じやすいのです。

客室・設備・清掃

 「部屋のコネクティング扉が開かない」「トイレットペーパーがセットされていないのにスタッフが来ず、自分で対処」— 出典:note
 「鍵の不具合で部屋に入れず、フロントに長蛇の列」— 出典:note
 「部屋の床掃除がなく埃がひどかった」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)

料理・ダイニング

 「イタリア料理に日本料理も同じものばかりで、苦痛でした。正直2回はありません」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)
 「和食はほとんどゼロに近く正直困った」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)
 「夕食が出てくるのに非常に時間がかかった」(大型連休)— 出典:クマリス・クルーズ
 「水は無料で出ない。ボトルが高い」— 出典:クマリス・クルーズ

スタッフ・サービス対応

 「不慣れなスタッフばかりで、待たされたり間違えられたり、皿を落とされたりで食事時間が苦痛」— 出典:Cruisemans
 「HISのスタッフがとても悪い。時間通りに食事も始められず2時間近く待つことに…」— 出典:Cruisemans
 「日本式のおもてなしを期待するとギャップがある」— 出典:クマリス・クルーズ

混雑・動線

 「ブッフェはファミレス状態、プールは市営プール状態」— 出典:4travel
 「下船に3〜4時間かかった」— 出典:クマリス・クルーズ
 「(下船までのあいだ)ロビーに座れず床にビュッフェを広げる家族まで現れカオス」— 出典:クマリス・クルーズ

運営・スケジュール

 「寄港地の滞在時間が短すぎる(実質4〜5時間)」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)
 「メインレストランの時間・席が固定で融通が利かない」「ドレスコードがあり荷物が増えて面倒」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)
 「機関故障で中止になったが、全額返金+クレジット付与は大盤振る舞い」— 出典:クマリス・クルーズ
 「頼んでも持ってきてもらえない/謝罪がない」— 出典:note


つまり、“カジュアル船=賑やか・大量輸送・効率運用”の設計思想を理解せずに、“少人数×高単価の手厚い個別対応”を前提にすると「ひどい」という評価になりやすいのです。

良かったと評価される「船内施設・エンタメ・景観体験」

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MSCベリッシマは「ひどい」という声もある一方で、豪華な船内施設・豊富なエンタメ・洋上ならではの景観体験が高く評価され、「また乗りたい」と感じる乗客も少なくありません。2019年に就航した比較的新しい客船であるため清潔感や内装の豪華さが際立ち、さらにファミリー向け設備やショーといったカジュアル船ならではの賑やかさと非日常性が、旅行の満足度を押し上げています。

船内施設・雰囲気

 「新しいので内装が綺麗で豪華絢爛。部屋やロビーまで清潔で気持ち良い」— 出典:ameblo.jp
 「スワロフスキーの階段や天井一面のLEDスクリーンが圧巻で、非日常を味わえた」— 出典:クマリス・クルーズ

エンタメ・アクティビティ

 「滑り台付きプールや託児所が神。子供も遊びまくって親はリラックスできた」— 出典:クマリス・クルーズ
 「夜はパーティーで踊る!これがカジュアル船の魅力で、子供も大喜びだった」— 出典:クマリス・クルーズ
 「非日常的なイベントが多数あり、毎日がとても楽しい」— 出典:クマリス・クルーズ

景観体験

 「金沢出航時に見た日本海の夕日は格別だった」— 出典:クマリス・クルーズ
 「星空を見ながらバルコニーで過ごす時間が最高だった」— 出典:乗船者レビュー

つまりMSCベリッシマは、船内自体が観光資源となる“動くリゾート”です。静けさを求める人には合いませんが、にぎやかな非日常を楽しみたい人には理想的な客船と言えます。こうした豪華な施設やエンタメを実際に体験してみたい方は、【MSCクルーズ】おすすめクルーズ旅行一覧のページからご覧いただけます(ページ内で「ベリッシマ」を検索すると最新プランが確認できます)。

乗船時期や航路で変わる評価(繁忙期と閑散期の違い/寄港地や天候の影響)

MSCベリッシマの口コミ評価は、乗船時期・客層・航路条件によって大きく変動するのが特徴です。繁忙期には乗客数が5,000人規模となり混雑や提供遅延が頻発する一方、閑散期やチャーター便では静かで快適に過ごせたという声が目立ちます。また、航路や天候によって食事内容や寄港地体験が変化するため、条件次第で満足度が大きく左右されるのです。

繁忙期(夏休み・大型連休)

 「夕食が出るのに非常に時間がかかった」— 出典:クマリス・クルーズ
 「下船に3〜4時間かかった」— 出典:クマリス・クルーズ
 「ブッフェはファミレス状態、プールは市営プール状態」— 出典:4travel

閑散期・チャーター便

 「落ち着いて快適で、スタッフの対応も丁寧だった」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)
 「高齢の母を連れて行ったが、各自好きな過ごし方ができて良かった」— 出典:クマリス・クルーズ

航路の違い

 「和食がほとんどなく困った(台湾寄港航路)」— 出典:ひとで祭クルーズ(ブログ)
 「日本人ばかりで安心できた(日本周遊)」— 出典:乗船者レビュー

天候の影響

 「台風で石垣島・台湾への寄港が全て中止になり、那覇港に5日間停泊した」— 出典:クマリス・クルーズ
 「揺れが大きく夜も落ち着かなかった」— 出典:ameblo.jp

結局のところMSCベリッシマは、いつ・どの航路で乗るか”によって体験の質が大きく変わる客船です。賑やかさを楽しむなら繁忙期、ゆったり過ごしたいなら閑散期を選ぶのが賢明といえます。

MSCベリッシマが「ひどい」と感じる人・楽しめる人

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MSCベリッシマに向いている人

✅ 子供連れファミリーでにぎやかに楽しみたい
✅ 初めてのクルーズで価格を抑えつつ体験してみたい
✅ エンタメ・アクティビティを中心に楽しみたい
✅ 大人数での旅行(友人グループ・三世代家族など)
✅ 食事は多国籍料理を気軽に楽しめればOK

MSCベリッシマに不向きな人

❌ 静かで落ち着いた船旅を重視したい
❌ 和食や繊細な料理に強いこだわりがある
❌ 一人一人に丁寧なサービスを求めたい
❌ 記念日旅行やハネムーンでロマンチックさを重視
❌ 混雑や待ち時間が苦手でストレスを感じやすい

客層ごとの体験の違い(家族連れ・シニア・カップル)

MSCベリッシマは客層によって体験の印象が大きく異なります。

家族連れの場合

MSCベリッシマは、ウォータースライダー付きプールやキッズクラブ、託児所など、子供向け施設が充実しているのが大きな魅力です。そのため「子供が楽しんでくれたので親もリラックスできた」という声が多く、三世代旅行でも安心して利用できたという口コミも見られます。一方で、夏休みなど繁忙期は子供連れが集中するため、「にぎやかすぎて落ち着かなかった」と感じる人もいます。

友人同士・学生グループの場合

MSCベリッシマは夜のショーやパーティー、カジュアルな雰囲気のレストランやバーが豊富で、友人同士で盛り上がりながら過ごすには最適な船です。特に若い世代や学生の卒業旅行では「クルーズ料金に食事やエンタメが含まれているためコスパが良い」「海外旅行気分をまとめて味わえる」といったメリットがあります。実際に大学の仲間と数人で参加すれば、客室をシェアして費用を抑えつつ、日中はプールやアクティビティで遊び、夜はイベントで盛り上がることができます。
ただし、卒業旅行や大人数のグループ旅行の場合は、繁忙期にあたると混雑でストレスを感じることもあるため、オフシーズンや閑散期を狙うとより快適に楽しめるでしょう。

シニア層の場合

閑散期や旅行会社チャーター便では「静かで快適だった」「スタッフの対応が丁寧で安心できた」という意見が目立ちます。大きな荷物を持たずに各地を巡れる点や、船内でゆったり過ごせる点はシニア層にも好評です。ただし繁忙期に乗ると「人が多すぎて落ち着けず疲れた」との声もありました。特に静けさや日本的なきめ細やかなサービスを求める場合は、にっぽん丸や飛鳥Ⅱといった日本船や、ダイヤモンド・プリンセスなどのプレミアム船を選んだ方が満足度は高いでしょう。

カップルの場合

MSCベリッシマのにぎやかな雰囲気を「イベントが多く一緒に楽しめた」とプラスに捉える人もいれば、「ロマンチックな時間を期待していたのに賑やかすぎて落ち着けなかった」とネガティブに感じる人もいます。特に記念日旅行やハネムーンでは、ファミリー層が多いベリッシマよりも、プレミアム船やラグジュアリー船の方が雰囲気に合いやすいとの声がありました。もしベリッシマに乗るなら、バルコニー付きの客室を選び、夕日や星空を二人で眺める時間を確保するなど、静けさを自分で演出する工夫がポイントになります。

MSCベリッシマの「ひどい」を上質に変える『MSCヨットクラブ』

MSCヨットクラブとは——入会費・年会費は不要で利用可能

MSCヨットクラブ(MSC Yacht Club)は、MSCベリッシマの中に設けられたラグジュアリーなプライベートゾーンです。会員入会の必要はなく、ヨットクラブ対象のスイートルームを予約すると自動的に利用できる仕組みです。

料金はクルーズの船・時期・コース・部屋タイプで大きく変動します。目安を把握するには、まず乗りたいコースを決めたうえで、MSC公式やクルーズ専門の旅行会社で該当出発日のヨットクラブ料金をご確認ください。過去の一例として、日本一周コースでヨットクラブ・デラックススイート(約26㎡+バルコニー約5㎡)が2名1室・1人あたり599,800円というケースもありましたが、あくまで参考です。

「ベリッシマはひどい」という不満の多くは混雑・待ち時間・サービスの期待ギャップに由来します。ヨットクラブは専用動線と少人数空間、パーソナライズされた対応によって、こうした不満点を構造的に回避しやすいのが最大の価値です。

専用エリアとスイートルームの魅力

ヨットクラブは「船の中の特別な船」というコンセプトで、一般エリアとは別に専用ラウンジ・専用レストラン・専用サンデッキ&プール(ジャグジー・屋外バー)が整備されています。喧騒から離れた静かな空間で、朝・昼・夜いつでも落ち着いて飲食やティータイム、ライブ演奏などを楽しめます。

スイート客室は上質な寝具(エジプト綿シーツ・形状記憶マットレス・ピローメニュー)、無料ミニバー、ワイドスクリーンTV、広い窓やプライベート・バルコニーなどを備え、デ・ジョリオ・インターナショナル社によるエレガントな内装が特徴です。主なラインナップは次のとおりです(船により設定が異なる場合があります)。

  • オーナーズスイート/ロイヤルスイート:最上位。広さ・眺望・設備が突出。
  • デュープレックススイート(ジャグジー付を含む):メゾネット構造で開放感抜群。
  • エグゼクティブ&ファミリースイート:家族・グループでの滞在に適した構成。
  • グランドスイート/デラックススイート:スタンダードに使いやすい中上位。
  • インテリアスイート:窓のない分、ヨットクラブ特典を最安で享受しやすい選択肢。

選び方のヒント

  • カップル・記念日:ロイヤル/オーナーズ、もしくはデュープレックス(ジャグジー付)で演出力を重視。
  • 三世代・グループ:エグゼクティブ&ファミリー、デュープレックスで空間に余裕。
  • コスパ重視:デラックス or インテリアで特典フル活用を狙う。

MSCヨットクラブで得られる主なサービス

ヨットクラブは、混雑ストレスを軽減し、サービス品質を底上げする特典が網羅的です。ベリッシマでありがちな「並ぶ・待つ・落ち着けない」を減らし、「上質に過ごす」時間を増やします。

  • 優先動線:専用の優先チェックイン/チェックアウト、寄港地観光での優先出発・優先帰船
  • 24時間バトラー&コンシェルジュ:レストラン手配、ルームサービス、記念日の演出、寄港地観光のカスタム手配まで、昼夜を問わずサポート。
  • 専用レストラン&ラウンジ:お好きな時間にアラカルトで上質な食事を楽しめ、静かなラウンジで軽食やアフタヌーンティー、夜はライブ演奏も。
  • プレミアム・エクストラ・ドリンクパッケージ船内全エリアと客室ミニバーでプレミアムドリンクを楽しめます。
  • 無料Wi-Fi(ブラウズ・パッケージ)1人あたり2デバイスまで接続可。
  • スパ特典アウレア・スパのサーマル・スイート無料アクセス、スパ・トリートメント10%割引乗船2日前から専用マッサージ事前予約
  • 各種便利アイテム:バスローブ/スリッパ、MSC for Me リストバンド(対象船)、**ウェルカム(プロセッコ+チョコレート)**など。
  • 予約の柔軟性1回まで無料のクルーズ変更(出航1か月前まで、変更後は3か月以内の出航が条件)。
  • ショッピング支援:バトラー同伴の営業時間外プライベートショッピングや、スイートでのジュエリー閲覧も手配可能。
  • 事前手配の拡張専用有料レストランパッケージを乗船2日前から予約可能。

    ※特典内容・提供条件は船や出発日によって変更となる場合があります。最新情報は予約時にご確認ください。

どこが「ひどい」対策になるのか

  • 行列・混雑:優先動線+専用エリアで待ち時間と人混みを回避
  • 食事の不満:専用レストランで質・静けさ・柔軟な時間を確保。
  • サービスの期待ギャップ:24時間のバトラー/コンシェルジュ個別対応を担保。
  • 船内での疲れ:静かなラウンジ、プール、スパ特典で休む場所が常にある。

「MSCベリッシマはひどい」という不安の多くは、大人数・カジュアル運用ゆえの混雑と画一運用に起因します。ヨットクラブは専用空間×優先動線×パーソナルサポートで、体験の質をワンランクもツーランクも上げるホスピタリティです。静けさ・個別対応・上質な食事を重視する方は、まずはヨットクラブ対象スイートから検討してみてください。料金は時期・コースで変わりますので、希望日程を決めて旅行会社や公式で最新のヨットクラブ料金を確認するのがおすすめです。

まとめ|MSCベリッシマを楽しむためのポイント

Deluxe Cruising Life イメージ

MSCベリッシマを楽しむコツは「繁忙期を外す」「バルコニーで静けさを確保」「有料レストランで特別感を演出」「洋食中心と割り切る」の4点です。これだけで満足度は大きく変わります。

MSCベリッシマは、カジュアル船ならではのスケール感とエンターテイメント性にあふれた客船です。そのため、同じ船でも「ひどい」と感じる人と「最高だった」と評価する人がはっきり分かれます。口コミを整理すると、その差は船そのものの質ではなく、乗る時期や客層、そして旅行者の期待値によって大きく変わることが分かります。

繁忙期は5,000人近い乗客で混雑し、食事の提供が遅れるなど不便を感じやすくなりますが、閑散期やチャーター便では落ち着いて快適に過ごせたという声もあります。つまり、同じ船でも条件次第で体験は大きく異なるのです。

向いているのは、子供連れのファミリーや初めてのクルーズ体験をしたい人、船内イベントやエンタメを楽しみたいアクティブ派です。一方、静けさや繊細なサービスを重視する人、食事や雰囲気に強いこだわりがある人には合わないかもしれません。その場合は、ダイヤモンド・プリンセスのようなプレミアム船や、さらに上級のラグジュアリー船を選ぶ方が満足度は高くなるでしょう。

大切なのは、MSCベリッシマの魅力を正しく理解し、自分のスタイルに合うかを判断することです。仲間や家族と一緒に「賑やかで非日常的な洋上の時間を楽しむ」ことができれば、この客船はかけがえのない思い出を提供してくれるはずです。

MSCベリッシマのクルーズプランを取り扱っている旅行会社



ベストワンクルーズ

ベストワンクルーズは、2005年に設立されたクルーズ旅行専門のオンライントラベルエージェントです。「クルーズ旅行を通じて、すべてのお客様に初めての感動体験を提供する」ことを理念とし、世界400隻以上のクルーズ船を取り扱っています。店舗を持たず、WEBとITの強みを活かした予約サイトと、専門知識を持つオペレーターによる丁寧なサポート体制を整えることで、初心者からリピーターまで幅広く対応しています。

2018年には東京証券取引所マザーズ(現グロース市場)に上場。コロナ禍には、国内クルーズやフェリー、バスツアー、宿泊商品などへの取り扱いを拡大し、旅行ニーズの多様化にも柔軟に対応してきました。日本発着のクルーズ旅行をもっと身近で手の届く存在にし、人生に新たな彩りを添える旅のかたちとして、今もなお進化を続けています。

HIS(エイチ・アイ・エス)

HIS(株式会社エイチ・アイ・エス)は、1980年に創業された日本を代表する大手総合旅行会社です。創業当初は格安航空券の販売からスタートし、「安くて自由な旅行」を提案するスタイルで人気を集め、現在では国内外に多数の拠点を展開するグローバル企業へと成長しました。旅行業のほか、ホテル事業、テーマパーク運営、エネルギー事業など幅広い分野にも参入しています。

海外旅行、国内旅行、修学旅行、法人向け手配など多様なサービスを提供しており、特に自由度の高い個人旅行やパッケージツアーが強みです。また、オンライン予約システムの利便性や、全国に展開する店舗での対面サポートも高く評価されています。

近年は、デジタル化への取り組みや持続可能な観光(サステナブル・ツーリズム)にも注力。コロナ禍では新たな旅行需要の創出や地域活性化を目指した商品開発にも取り組み、旅行業界のリーディングカンパニーとして、変化に対応しながら新しい旅のスタイルを提案し続けています。

JTB

JTBは日本最大手の総合旅行会社として、長年にわたりクルーズ旅行の販売にも力を入れています。特に20218年東京・有楽町に「JTBクルーズプラザ有楽町」という世界中のクルーズの情報発信基地を開設し、国内外の主要クルーズラインを網羅した豊富なラインナップと、きめ細かなサービスを提供しているのが特長です。

JTBのクルーズ商品は、海外発着のラグジュアリークラスから、日本発着のカジュアルなショートクルーズまで幅広く取り扱っており、初めてのクルーズ利用者から経験豊富なリピーターまで、あらゆるニーズに対応しています。また、JTB専用チャーター便やオリジナル寄港地観光プランなど、旅行会社ならではの企画力を活かした特別商品も多く用意されています。

さらに、全国に展開する「クルーズプラザ」では、専門知識を持つスタッフが対面で相談を受け付けており、客室の選び方や寄港地情報、服装マナーなど、初めてでも安心して準備できる体制が整っています。

JTBは、信頼性・実績・サポート体制の面で安心感が高く、クルーズ旅行をじっくり楽しみたい方にとって、強力なパートナーとなる存在です。

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