飛鳥3はいつから就航するのか、気になって検索された方も多いのではないでしょうか。本記事では、2025年に登場する日本籍の新造船「飛鳥3」について、就航日やクルーズのスケジュール、料金、予約方法など、知っておきたい情報をわかりやすく解説します。
飛鳥3は、三菱重工業が建造した最新のクルーズ客船で、設備やデザイン面でも多くの注目を集めています。全室にバルコニーを備えた快適な客室設計や、最新技術を取り入れた優れたスペックもその魅力のひとつです。
本記事では、飛鳥3の特徴やおすすめのポイントに加え、クルーズ初心者の方でも安心して旅行計画が立てられるよう、今後のスケジュールや予約の流れも詳しく紹介していきます。
飛鳥3はいつから就航？初航海は2025年7月20日
飛鳥3の新造船としての特徴と魅力
飛鳥3は、日本のクルーズ文化に新たな一歩を刻む、新造の豪華客船です。日本籍の新造船としては34年ぶりの就航であり、その存在は国内外から大きな注目を集めています。最大の特徴は、全ての客室にプライベートバルコニーが設けられている点です。船上から自分だけの景色を堪能できる環境は、従来の客船にはない特別な体験を提供してくれます。
内装は、和の伝統美と現代的なデザインが調和した空間構成が施されており、「非日常の上質な時間」をテーマにしたラグジュアリーな演出が魅力です。また、国内外の著名な芸術家によるアート作品が船内各所に展示されており、まるで美術館の中を旅しているかのような感覚が味わえます。
一方で、最新設備を搭載しながらも、「飛鳥Ⅱ」で培ったホスピタリティやサービスの質を継承しているため、従来のリピーターも安心して利用できる点も高評価の理由です。
飛鳥3はドイツの造船所で建造された日本籍のクルーズ船
飛鳥3は三菱重工業が建造に携わり、ドイツのマイヤー・ヴェルフト造船所で造船した日本籍の最新クルーズ船です。日本を代表する造船会社である三菱重工業が関わることで、設計・安全性・機能面すべてにおいて高い品質が保たれています。
船体は海外で建造されたのち、日本人向けの細かな仕様変更が施され、日本人の生活様式や美意識に合う空間へと生まれ変わりました。例えば、浴室や収納スペースの設計、バリアフリー対応の導線など、海外船には見られない「痒いところに手が届く」工夫が随所に施されています。
また、建造に際しては最新の省エネ技術や排出ガス対策も盛り込まれており、環境への配慮も忘れていません。これは、これからの時代に求められるサステナブルな旅のスタイルに対応した重要な要素です。
飛鳥2との2隻体制で運航スタート
これまで飛鳥クルーズは「飛鳥Ⅱ」の1隻体制で運航してきましたが、飛鳥3の就航により、2025年からは2隻体制に移行します。この変化により、より多様な航路設定が可能となり、出発地や寄港地の選択肢も大きく広がります。
例えば、同時期に「飛鳥Ⅱ」は国内の西日本エリアを、「飛鳥Ⅲ」は北海道や東北を中心に運航するなど、エリア分担型の運航も期待されています。これにより、人気シーズンにおける混雑の緩和や、より細かなニーズに応える柔軟な運航計画が実現可能になります。
ただし、船ごとの設備やサービス内容には差があるため、旅行者はどちらの船に乗船するかを事前に確認しておくことが重要です。目的や過ごし方に応じて、最適な船を選ぶことがクルーズ体験の質を左右します。
飛鳥3のスペックと性能
飛鳥3は、全長230メートル、総トン数52,200GT、客室数381室という規模を誇ります。これは、先代の飛鳥Ⅱ（全長241メートル、50,444GT）とほぼ同等ながら、より最新の技術とデザインを取り入れた設計となっています。
船の最高航海速力は20ノット（約37km/h）で、揺れを軽減するフィン・スタビライザーも搭載しているため、クルーズ初心者でも快適に過ごせる環境です。また、乗客定員は740名、乗組員は約470名と、乗客に対して十分なスタッフが配置されており、サービス面でも安心できます。
さらに、デジタルインフラも強化されており、船内Wi-Fi環境も整備されています。これにより、ワーケーションやオンライン会議といった新しい船旅のスタイルにも対応できる仕様となっています。
飛鳥Ⅲ 船舶データ
| 項 目 | 内 容 |
|---|---|
| 船籍港 | 日本／横浜 |
| 全長・全幅 | 230m × 29.8m |
| 総トン数 | 52,265GT |
| 喫水 | 6.7m |
| 航海速力 | 最高20ノット |
| 横揺れ減揺装置 | フィン・スタビライザー |
| 乗客数 | 740名 |
| 乗組員数 | 約470名 |
| 客室数 | 381室（全室バルコニー付き） |
| 備考 | 施設名・デザイン・サービス内容は2025年3月現在のもので、今後変更となる可能性があります。 |
クルーズの料金と客室クラスの違い
飛鳥3のクルーズ料金は、客室クラスや日程、航路によって大きく異なります。例えば、就航初日の7日間クルーズでは最も安い「アスカバルコニーD」で約98万円から、最上級の「ロイヤルペントハウス」では約480万円を超える価格設定です。
客室クラスは大きく分けて「アスカバルコニー」「スイート」「ペントハウス」の3タイプに分類されており、それぞれに細かなサブクラスがあります。バルコニー付きで標準的な設備を持つアスカバルコニーはコストパフォーマンスが高く、初心者にもおすすめです。一方、ペントハウスではバトラーサービスやインルームダイニングが利用可能で、まるで高級ホテルのような滞在が体験できます。
注意点としては、料金には食事や基本的なサービスは含まれますが、一部のレストランやアクティビティは別途料金が必要な場合もあります。予約前に詳細を確認することが重要です。
| 客室クラス | 面積 (バルコニー含) |
室数 | 主な特徴 |
|---|---|---|---|
| ロイヤルペントハウス | 114.8㎡ | 2室 | 最上級クラス、バトラーサービス、特別インクルーシブ、書斎・洗濯機あり |
| グランドペントハウス | 93㎡ | 4室 | 絶景重視、書斎・洗濯機付き、バトラーサービスあり |
| キャプテンズスイート | 87.1㎡ | 4室 | 船首に位置、展望重視、先行予約特典あり |
| パノラマスイート | 67.3㎡ | 8室 | 船尾に位置、2面バルコニー、ロマンチックな出港景色 |
| アスカスイート | 48.5㎡（一部45.9㎡） | 8室 | 日本人向け設計、快適設計、ユニバーサル客室あり |
| ミッドシップスイート | 44.3㎡（一部44.9㎡） | 不明 | 和の素材感、エリア分け設計、「47都道府県プロジェクト」対象 |
| ジュニアスイート | 33.0㎡ | 8室 | シンプルなスイート、船尾バルコニー付き |
| アスカバルコニー | 22.0㎡ | 不明 | CSIアワード受賞、標準客室、A〜Dタイプあり |
| ソロバルコニー | 19.4㎡ | 不明 | 一人旅向け、セミダブルベッド＋ソファ |
初航海含むクルーズスケジュールとは？
飛鳥3の初航海は2025年7月20日出発の「函館・小樽」クルーズで、7日間の日程で行われます。このクルーズでは、北海道の2つの人気港を巡るスロートリップが楽しめます。夏のベストシーズンにあたるこの時期は、涼しい気候と美しい景観、美食が魅力です。
その後も、8月には「日本一周クルーズ」、9月には「七尾・函館・佐渡」など、多彩なオープニングクルーズが予定されています。各クルーズは、地域ごとの風土や文化に焦点を当てたテーマ設定がされており、訪れる場所ごとに異なる魅力を堪能できます。
ただし、初期のクルーズは話題性が高いため、予約が集中しやすい傾向にあります。スケジュールの確認と早めの申し込みが肝心です。
予約開始はいつ？購入方法も紹介
飛鳥3の予約受付は2025年4月3日から開始されています。予約方法は主に2つあり、公式サイト「飛鳥クルーズ オフィシャルサイト」からのオンライン予約、または提携する旅行代理店を通じた申し込みとなります。
さらに、「My ASUKA CLUB」会員になると、会員割引価格での予約が可能になります。このクラブは2歳以上であれば誰でも入会でき、入会金・年会費ともに無料です。会員になることで、寄港地観光や一部レストランの事前予約が可能になるなどの特典も受けられます。
購入時には、客室タイプごとに異なるキャンセル規定や支払いスケジュールが設定されている場合があるため、申し込み前に確認しておくと安心です。
飛鳥3 いつからどこへ？2025～2026年スケジュール
2025年の主要クルーズスケジュール一覧
2025年は、飛鳥3のデビューイヤーとして非常に多くのクルーズが計画されています。7月の初航海を皮切りに、秋には「東北クルーズ」「熊野クルーズ」「日本一周」など、全国各地を網羅する豊富なラインナップが展開されます。
特に注目すべきは、夏から冬にかけて実施される「Xmas クルーズ」シリーズです。大阪、名古屋、横浜など複数の港を発着とするプランが用意されており、都市と自然を織り交ぜた旅が楽しめます。
こうしたスケジュールは旅行スタイルや季節の好みに応じて選べる柔軟さがあり、長期休暇を利用して参加するには最適なタイミングです。日数や寄港地、テーマごとに特徴があるため、旅の目的に合わせた選定が大切です。
2025年 クルーズスケジュール
| 出発日 | 出港地 | クルーズ名 | 期間 | 日数 | 航路 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2025年8月 | 横浜発 | Yokohama Debut Cruise 大船渡 | 2025年 8月1日(金)～8月5日(火) | 5日間 | 横浜-大船渡-横浜 |
| 横浜発 | Yokohama Debut Cruise 日本一周 | 2025年 8月5日(火)～8月16日(土) | 12日間 | 横浜-函館-小樽-金沢-舞鶴-門司-別府-横浜 | |
| 横浜発 | 夏の釧路クルーズ | 2025年 8月16日(土)～8月20日(水) | 5日間 | 横浜-釧路-横浜 | |
| 横浜発 | 夏の北海道クルーズ | 2025年 8月20日(水)～8月28日(木) | 9日間 | 横浜-網走-函館-室蘭-横浜 | |
| 横浜発 | 夏の高松・熊野クルーズ | 2025年 8月28日(木)～9月3日(水) | 7日間 | 横浜-高松-新宮-横浜 | |
| 2025年9月 | 横浜発 | 秋の東北クルーズ | 2025年 9月3日(水)～9月9日(火) | 7日間 | 横浜-船川-青森-宮古-横浜 |
| 横浜発 | 横浜発 秋の鳥羽・博多クルーズ | 2025年 9月9日(火)～9月12日(金) | 4日間 | 横浜-鳥羽-博多 | |
| 博多発 | Hakata Debut Cruise 済州島 | 2025年 9月12日(金)～9月15日(月・祝) | 4日間 | 博多-済州島(韓国)-博多 | |
| 博多発 | Hakata Debut Cruise 七尾・函館・佐渡 | 2025年 9月15日(月・祝)～9月22日(月) | 8日間 | 博多-七尾-函館-佐渡-博多 | |
| 博多発 | 博多発 秋の岩国・神戸クルーズ | 2025年 9月23日(火・祝)～9月26日(金) | 4日間 | 博多-岩国-瀬戸内海クルージング-神戸 | |
| 神戸発 | Kobe Debut Cruise 函館・釧路・仙台 | 2025年 9月26日(金)～10月4日(土) | 9日間 | 神戸-函館-釧路-仙台-神戸 | |
| 2025年10月 | 神戸発 | Kobe Debut Cruise 鹿児島・長崎・上五島 | 2025年 10月4日(土)～10月10日(金) | 7日間 | 神戸-鹿児島-長崎-上五島-神戸 |
| 神戸発 | 神戸発着 秋の休日 高知クルーズ | 2025年 10月10日(金)～10月13日(月・祝) | 4日間 | 神戸-高知-神戸 | |
| 神戸発 | 神戸発着 秋の瀬戸内 日向・広島クルーズ | 2025年 10月13日(月・祝)～10月18日(土) | 6日間 | 神戸-細島(日向)-広島-瀬戸内海クルージング-神戸 | |
| 神戸発 | 神戸発 秋の駿河・横浜クルーズ | 2025年 10月18日(土)～10月21日(火) | 4日間 | 神戸-清水-横浜 | |
| 横浜発 | 秋の日本一周クルーズ | 2025年 10月21日(火)～11月1日(土) | 12日間 | 横浜-宮古-函館-秋田-境港-門司-瀬戸内海クルージング-小豆島-横浜 | |
| 2025年11月 | 横浜発 | 秋の連休 駿河クルーズ | 2025年 11月1日(土)～11月4日(火) | 4日間 | 横浜-清水-伊豆諸島クルージング-横浜 |
| 横浜発 | 秋の常陸那珂・仙台クルーズ | 2025年 11月4日(火)～11月9日(日) | 6日間 | 横浜-常陸那珂-仙台-横浜 | |
| 横浜発 | 秋の別府・釜山クルーズ | 2025年 11月9日(日)～11月15日(土) | 7日間 | 横浜-別府-釜山(韓国)-横浜 | |
| 横浜発 | 秋の瀬戸内 岩国・小豆島クルーズ | 2025年 11月15日(土)～11月21日(金) | 7日間 | 横浜-岩国-瀬戸内海クルージング-小豆島-横浜 | |
| 横浜発 | 秋の連休 熊野クルーズ | 2025年 11月21日(金)～11月24日(月・休) | 4日間 | 横浜-新宮-伊豆諸島クルージング-横浜 | |
| 横浜発 | 秋の鳥羽・蒲郡クルーズ | 2025年 11月24日(月・休)～11月28日(金) | 5日間 | 横浜-鳥羽-蒲郡-横浜 | |
| 横浜発 | 横浜発 秋の四日市・大阪クルーズ | 2025年 11月28日(金)～12月1日(月) | 4日間 | 横浜-四日市-大阪 | |
| 2025年12月 | 大阪発 | Xmas 大阪発着 高知クルーズ | 2025年 12月2日(火)～12月5日(金) | 4日間 | 大阪-高知-大阪 |
| 大阪発 | Xmas 大阪発着 ウィークエンドクルーズ | 2025年 12月5日(金)～12月8日(月) | 4日間 | 大阪-大阪 | |
| 大阪発 | Xmas 大阪発 新宮・名古屋クルーズ | 2025年 12月8日(月)～12月11日(木) | 4日間 | 大阪-新宮-名古屋 | |
| 名古屋発 | Xmas 名古屋発着 ウィークエンドクルーズ | 2025年 12月11日(木)～12月14日(日) | 4日間 | 名古屋-名古屋 | |
| 名古屋発 | Xmas 名古屋発着 小松島クルーズ | 2025年12月14日(日)～12月17日(水) | 4日間 | 名古屋-小松島(徳島)-名古屋 | |
| 名古屋発 | Xmas 名古屋発 清水・横浜クルーズ | 2025年 12月17日(水)～12月20日(土) | 4日間 | 名古屋-清水-横浜 | |
| 横浜発 | Xmas 横浜発着 ウィークエンドクルーズ | 2025年 12月20日(土)～12月23日(火) | 4日間 | 横浜-横浜 | |
| 横浜発 | Xmas 横浜発着 四日市クルーズ | 2025年 12月23日(火)～12月26日(金) | 4日間 | 横浜-四日市-横浜 | |
| 横浜発 | ニューイヤー グアム・サイパンクルーズ | 2025年 12月26日(金)～1月4日(日) | 10日間 | 横浜-グアム-サイパン-横浜 |
2026年の注目クルーズプランも公開中
飛鳥3の2026年スケジュールも既に公開されており、1月の「ニューイヤー グアム・サイパンクルーズ」や「初春の高松・四日市クルーズ」など、冬季シーズンにふさわしい企画が多数登場しています。
これにより、飛鳥3は通年での運航体制が整っており、寒冷な日本の冬に温暖な海外リゾートへ向かう航路など、バリエーションに富んだ選択肢が揃います。
また、年末年始やゴールデンウィークといった長期休暇を見越した予約が早くから埋まる傾向にあるため、2026年の旅行を計画する場合は、前もってスケジュールを把握しておくと希望通りの旅が実現しやすくなります。
2026年 クルーズスケジュール
| 出発日 | 出港地 | クルーズ名 | 期間 | 日数 | 航路 |
|---|---|---|---|---|---|
| 2026年1月 | 横浜発 | 新春の瀬戸内 広島・熊野クルーズ | 2026年 1月5日(月)～1月10日(土) | 6日間 | 横浜-広島-瀬戸内海クルージング-新宮-横浜 |
| 横浜発 | 連休 駿河クルーズ | 2026年 1月10日(土)～1月13日(火) | 4日間 | 横浜-清水-横浜 | |
| 横浜発 | 新春の高松・四日市クルーズ | 2026年 1月13日(火)～1月18日(日) | 6日間 | 横浜-高松-四日市-横浜 | |
| 横浜発 | 初春の鹿児島・別府クルーズ | 2026年 1月18日(日)～1月23日(金) | 6日間 | 横浜-鹿児島-別府-横浜 | |
| 横浜発 | 週末 四日市クルーズ | 2026年 1月23日(金)～1月26日(月) | 4日間 | 横浜-四日市-横浜 | |
| 横浜発 | 横浜発 初春の新宮・神戸クルーズ | 2026年 1月26日(月)～1月29日(木) | 4日間 | 横浜-新宮-神戸 |
客室の種類と選び方のポイント
飛鳥3には、幅広い客室クラスが用意されています。「ソロバルコニー」のような一人旅向けから、「ロイヤルペントハウス」のような最上級スイートまで多彩です。それぞれの客室にはバルコニーが付いており、快適性の高い設計がされています。
選び方としては、旅の目的や人数、過ごし方を明確にすることが大切です。例えば、カップルや夫婦で特別な記念日を祝うならスイートクラスが適しており、ビジネスとリラックスを兼ねたい方にはワーケーションに適した「ミッドシップスイート」が選ばれています。
設備面だけでなく、専用の予約特典や先行サービス、寄港地観光の優先受付など、クラスごとの特典にも注目して選ぶと満足度の高い旅になります。
ダイニングやラウンジなどの施設も充実
飛鳥3の船内には、旅の質を一層高めてくれる充実のダイニング施設が揃っています。6つのレストランでは、フレンチ、イタリアン、割烹料理など多彩なジャンルの料理が楽しめ、気分や時間帯に合わせて自由に選べるのが魅力です。予約制の「ノブレス」では本格フレンチが味わえ、「海彦」では季節を感じさせる和食が堪能できます。その他にも、ビュッフェ形式の「エムスガーデン」や、屋外でグリルを楽しめる「パペンブルグ」など、ユニークな食空間が演出されています。
加えて、ラウンジやカフェも充実しています。例えば、「ギャラリーカフェ」では千住博氏によるアート作品を眺めながらゆったりとお茶を楽しむことができ、文化的なひとときが味わえます。また、「ビスタラウンジ」では朝のスムージーから夜のバータイムまで時間帯によって異なる過ごし方が可能で、美しい景色を望みながらリラックスできます。
他にも、読書に没頭できる「721ブックス＆カフェ」や、日本酒が楽しめる「アンカーバー」など、大人の知的好奇心をくすぐる空間が多数用意されています。それぞれの施設には明確なコンセプトがあり、その日の気分や旅のテーマに合わせて使い分けることができます。
これらの施設を積極的に活用することで、単なる移動手段ではない、滞在型の上質なクルーズ体験が実現します。なお、一部施設は事前予約や追加料金が必要となる場合もあるため、事前の確認も忘れずに行うと安心です。
予約は公式サイトと旅行会社で受付中
飛鳥3のクルーズ予約は、飛鳥クルーズ公式サイトのほか、提携する旅行会社でも受け付けています。それぞれの予約窓口で取り扱うクルーズや特典内容に差がある場合があるため、比較検討が必要です。
また、公式サイトでは最新情報や空室状況も確認できるため、こまめなチェックが大切です。特に人気のある航路はすぐに満席になることもあります。
飛鳥3はいつから就航？まとめ
飛鳥3は、2025年7月20日に初航海を迎える新造クルーズ船で、日本籍としては34年ぶりの登場となります。三菱重工業が建造を手がけ、全客室にプライベートバルコニーを備えるなど、日本人の嗜好や生活スタイルに合わせた設計が特徴です。和モダンな内装や芸術的な空間演出、最新技術を活用した快適性も大きな魅力となっています。
就航後は、既存の「飛鳥Ⅱ」との2隻体制で運航され、より多様な航路や寄港地が展開される予定です。初航海を含む2025年～2026年のスケジュールもすでに公開されており、日本一周クルーズやXmas航路、海外リゾート航路など、季節やテーマに応じた豊富なプランが揃っています。
予約は2025年4月3日から受付が始まっており、公式サイトまたは旅行会社経由で申し込み可能です。人気の航路は早期に満席となることもあるため、早めの情報収集と予約が推奨されます。
飛鳥3は、「いつから就航するのか」を知りたい方にとって、出発日だけでなくその魅力や旅行計画の立て方まで網羅的に知ることができる情報源です。初めてのクルーズを検討している方にも、経験者にも対応した内容になっています。