
「飛鳥3 世界一周」と検索する人が増えている今、その注目度はますます高まっています。日本船籍であり、飛鳥クルーズ所有である飛鳥2の後継船として登場した飛鳥3は、最新の設備と洗練されたサービスを備え、世界一周クルーズの実現が待望されています。
現在、飛鳥3による世界一周の正式な運航スケジュールは未発表ですが、過去の実績や船の性能から見て、近い将来の発表は十分に期待できます。加えて、日本一周クルーズの実施や、飛鳥3 ランク別の客室の多彩さなど、すでにその魅力は随所に現れています。
このページでは、飛鳥3の現在の運航状況や、外国船籍の世界一周料金との比較、飛鳥3の日本一周の魅力、さらには飛鳥3 ランクごとの客室特徴まで、幅広く情報をまとめました。世界一周の夢を現実にしたいあなたへ、最適なガイドになるでしょう。
飛鳥3 世界一周の最新情報まとめ
世界一周はいつ運航される?

飛鳥3の運航会社である飛鳥クルーズによると、飛鳥3の世界一周クルーズについて、運航スケジュールを初めて発表した2025年4月の段階では、スケジュールには入っていませんでした。少なくとも2026年1月までの運行スケジュールには、世界一周クルーズが実施される予定はなく、ファンや関心を持つ旅行者にとっては、しばらく様子を見る必要があります。
こうした背景には、飛鳥3が新しく就航した船であり、まずは日本国内を中心としたクルーズに注力している現状があります。船としての運航経験や乗組員の体制、各種サービスの成熟度を高めるためにも、より短期間で安定した航路を優先していると考えられます。さらに、飛鳥3が提供するサービスの質を保つには、長期航海に向けた綿密な計画と準備期間が必要です。
また世界一周のプランを実現するためには、寄港地の選定、入出国の手続き、安全管理、環境規制、国際法、そして費用と経済的な問題が主な課題です。これらの課題を解決するには、関係各国の協力と調整、国際的なルール作り、そして持続可能な運営体制の確立が不可欠です。
しかし飛鳥3に限っていえば、飛鳥2がすでに20回以上も世界一周を巡っているので、寄港地の選定、入出国の手続きなどクリアしなければならない課題は思った以上に低く、世界一周プランの発表もそう遠くない時期に公表されるのではないでしょうか。
運航の発表は突然行われることもあるため、最新情報のチェックをこまめに行うことが推奨されます。公式な告知があった際には、本ブログでも詳細に紹介する予定ですので、ぜひ継続してご覧ください。
飛鳥3の日本一周クルーズ
飛鳥3による世界一周プランの発表が待たれる中、では日本一周クルーズはどうでしょうか。
日本一周クルーズは日本各地の魅力をゆったりと満喫できる贅沢な船旅です。国内旅行でありながら、クルーズならではの非日常感や上質なサービスが体験できる点が多くの乗客に支持されています。
このクルーズでは、横浜や神戸などの主要港を起点に、日本列島をぐるりとめぐります。例えば、東北の自然豊かな港町から、九州・四国の歴史ある寄港地まで、地域の個性に触れる多彩なルートが用意されています。
最初に発表(2025年4月)されたツアープランでは日本一周は、
- 2025/8/5(火)横浜発〜2025/8/16(土)横浜着 「Yokohama Debut Cruise 日本一周」(11泊12日)
- 2025/10/21(火)横浜発〜2025/11/1(土)横浜着 「秋の日本一周クルーズ」(11泊12日)
の2プランとなっています。
「Yokohama Debut Cruise 日本一周」では、北海道の函館と小樽、日本海の金沢と舞鶴、九州は門司と別府へと。また「秋の日本一周クルーズ」では、宮古、函館、秋田、境港、門司、瀬戸内、小豆島と日本各地をめぐり名勝を探訪。
船内では高級ホテルのような客室に宿泊しながら、レストラン、ラウンジ、展望風呂などを楽しむことができ、さらに、寄港地では観光ツアーのオプションがあり、まさに洋上での贅と各地の歴史と空気に触れることができる魅力的なクルーズライフを体験できます。
このように、飛鳥3の日本一周クルーズは、国内の美しさを再発見できる貴重な機会として、多くの旅行者から注目されています。
飛鳥2 最後の世界一周クルーズ

飛鳥2の最後の世界一周クルーズは、2025年3月31日~2025年7月12日の103日間となります。
初代「飛鳥」から受け継がれ、約20年間の歴史を紡いできた「飛鳥2」による最後の世界一周クルーズとしていよいよ最終章を迎えました。この旅では赤道を越え、大航海時代の探検家たちが通った喜望峰航路をたどり、12カ国18の港を巡るツアーとなっています。フランス・セーヌ川クルーズやアメリカ・自由の女神像、パナマ運河、ホノルル・ダイヤモンドヘッドなど、世界の名所を間近で体験できる贅沢な航路です。
世界一周クルーズ終了後は、引退することなく日本国内のクルーズ船として各地を巡ることになっています。タイミングが合えば国内のどこかの寄港地で飛鳥3と並んでいる姿がみられるかもしれませんね。
飛鳥2 世界一周クルーズの料金

この価格には、朝・昼・夜の食事、船内で行われるショーやイベント、一部の寄港地での観光ツアーなどが含まれています。
このように、飛鳥2の世界一周クルーズは高額な旅ではありますが、価格に見合う価値と体験が詰まっており、多くの人にとって憧れのクルーズとなっています。
飛鳥3 世界一周クルーズを検討する前に
世界一周クルーズの楽しみ方

世界一周クルーズの楽しみ方は、単なる移動手段を超えた「体験型の旅」にあります。この旅の最大の魅力は、普段の生活ではなかなか訪れることのできない世界各国を、1回の航海で効率よく巡ることができるという点です。飛行機による移動とは異なり、荷物の移動やチェックイン・チェックアウトの煩わしさもなく、船内で快適な空間に滞在しながら、次の目的地に向かうことができます。
まず、各寄港地での観光は、このクルーズの大きなハイライトです。寄港地ごとに出会える歴史的建造物、地域に根付く文化、旬の食材を活かしたグルメ、そしてその土地ならではの風景は、訪れるたびに新しい発見と感動を与えてくれます。現地のツアーを活用すれば、効率的かつ安心して観光が楽しめるだけでなく、専門ガイドによる詳しい解説により、その土地への理解もより深まります。
また、長期間を過ごす船内では、退屈を感じさせない多彩なプログラムが用意されています。毎日のように行われるイベント、音楽コンサート、カルチャー講座、料理教室などの体験型アクティビティが充実しており、乗客同士の自然な交流も生まれやすい環境が整っています。同じ趣味や価値観を持った仲間と出会い、交流を楽しむことができる点も、クルーズならではの魅力といえるでしょう。
一方で、長期間の乗船にともなう注意点もあります。終日、船の上という日もあることから健康管理や生活リズムの維持は特に重要であり、船によってはスポーツジムや屋内プール、ウォーキングデッキなどの運動施設が備えられています。日頃から運動習慣のある人にとっては無理なく健康を維持することができます。また、医療スタッフが常駐している船も多く、万一の際にも対応できる体制が整っていることがほとんどです。持病がある方は、事前にかかりつけ医と相談のうえ、準備を整えておくと安心です。
このように、世界一周クルーズは、非日常の連続の中で世界を体感しながら、快適な船内生活を送ることができる、知的で贅沢な旅といえます。世界一周を計画した段階から、船上での時間の過ごし方や楽しみ方、寄港地での観光スポットの周り方などイメージしておくとより快適で上質なクルーズライフを送ることができるでしょう。
外国船籍の世界一周クルーズの料金は?

外国船籍のクルーズ船による世界一周の料金は、比較的手頃な価格帯から高級志向まで幅広く用意されています。一般的には、200万円台から参加できるプランも存在し、日本の船と比べると安価に感じる場合もあります。
これは、クルーズ会社の運営拠点や運航コストの違い、サービス形態の差などが影響しています。例えば、内側キャビン(窓なしの部屋)であれば200〜300万円前後から予約可能で、若年層や初めてのクルーズに挑戦する人にも適しています。
一方で、スイートルームやバルコニー付きの上級客室を選ぶと、価格は2,500万円〜4,000万円台になることもあります。クイーン・メリー2やセブンシーズ・エクスプローラーなどの高級船では、食事や寄港地ツアー、Wi-Fiまでを含んだオールインクルーシブ制が一般的です。
ただし、外国船籍のクルーズでは、日本語対応がない場合が多く、言語や文化の違いにストレスを感じることもあります。また、チップ制度が明確に設定されているため、別途料金が発生する点にも注意が必要です。
このように、費用面では魅力のある外国船籍の世界一周クルーズですが、快適さを保つにはある程度の準備と心構えが求められます。
飛鳥3 ランク別の客室
飛鳥3の客室は、多様なニーズに対応できるよう、明確なランク構成で設計されています。それぞれのランクには特徴があり、予算や目的に応じて最適な部屋を選ぶことが可能です。
最上級ランクは「ロイヤルペントハウス」で、114.8㎡の広さと専属バトラーによるインクルーシブサービスが魅力です。専用のサンルームや書斎、洗濯機などを備え、まるで自宅のような快適さを提供します。
次に「グランドペントハウス」は93㎡で、独立した書斎や海を望むバスルームが特長です。バトラーサービスも一部利用可能で、ゆったりとした時間を楽しみたい方に適しています。
「キャプテンズスイート」「パノラマスイート」「アスカスイート」「ミッドシップスイート」などの中級クラスは、広さと機能性のバランスが取れた設計です。船首や船尾といった特別な位置にある客室もあり、景色の違いが楽しめます。
エントリークラスの「ジュニアスイート」や「アスカバルコニー」「ソロバルコニー」は比較的コンパクトですが、全室にプライベートバルコニーが付き、十分な設備が整っています。特に一人旅向けのソロバルコニーは、広めのベッドと快適な動線が特徴です。
客室クラス | 面積 (バルコニー含) | 室数 | 主な特徴 |
---|---|---|---|
ロイヤルペントハウス | 114.8㎡ | 2室 | 最上級クラス、バトラーサービス、特別インクルーシブ、書斎・洗濯機あり |
グランドペントハウス | 93㎡ | 4室 | 絶景重視、書斎・洗濯機付き、バトラーサービスあり |
キャプテンズスイート | 87.1㎡ | 4室 | 船首に位置、展望重視、先行予約特典あり |
パノラマスイート | 67.3㎡ | 8室 | 船尾に位置、2面バルコニー、ロマンチックな出港景色 |
アスカスイート | 48.5㎡(一部45.9㎡) | 8室 | 日本人向け設計、快適設計、ユニバーサル客室あり |
ミッドシップスイート | 44.3㎡(一部44.9㎡) | 不明 | 和の素材感、エリア分け設計、「47都道府県プロジェクト」対象 |
ジュニアスイート | 33.0㎡ | 8室 | シンプルなスイート、船尾バルコニー付き |
アスカバルコニー | 22.0㎡ | 不明 | CSIアワード受賞、標準客室、A〜Dタイプあり |
ソロバルコニー | 19.4㎡ | 不明 | 一人旅向け、セミダブルベッド+ソファ |
このように、飛鳥3の客室ランクは幅広く、快適さ、設備、景観のバリエーションによって選択肢が豊富です。旅のスタイルに合わせて、最適な一室を選ぶことが、満足度の高いクルーズ体験につながります。
客室についてさらに詳しく知りたい方は「飛鳥3は全室バルコニー付きの客室!クラス別特徴と予約の流れ」もご参照ください。
飛鳥3 世界一周クルーズの航路を推測
飛鳥2の最後の世界一周クルーズは、13か国19都市(日本を除く)を巡りました。その距離、地球約1.5周にも及びました。
横浜/神戸/シンガポール(シンガポール)/レユニオン島(フランスの海外県)/ケープタウン(南アフリカ)/ウォルビスベイ(ナミビア共和国)/ネリフェ島(カナリア諸島)/バルセロナ(スペイン)/ポルト(ポルトガル)/ビルバオ(スペイン)/ルーアン(フランス)/ティルベリー(イギリス)/ボストン(アメリカ)/ニューヨーク(アメリカ)/ナッソー(バハマ)/カルタヘナ(コロンビア)/パナマ運河通航/プンタレナス(コスタリカ)/カボサンルーカス(メキシコ)/サンフランシスコ(アメリカ)/ホノルル(ハワイ)
この寄港地から飛鳥3では、同じ航路を運行するすることは容易に想像できますが、新たな寄港地が加わることも想定されます。
外国籍のクルーズ船・豪華客船では香港(中国)やオーチョリオス(ジャマイカ)、オークランド(ニュージーランド)にも寄港してる船もあるので、そういった地域に飛鳥3も機構される可能性は無きにしも非ずです。
飛鳥2で世界一周を体験した人には、新たな旅の開拓として魅力が増し、期待が膨らみます。
飛鳥3の世界一周クルーズの料金を推測

飛鳥3の世界一周クルーズは、運航スケジュールを初めて発表した2025年4月の段階では公式な料金が発表されていないため、ここでは推測として料金帯を検討してみます。飛鳥2の過去の料金設定や飛鳥3の客室ランク、提供サービスなどを参考にすることで、ある程度の予測が可能です。
飛鳥2の世界一周クルーズでは、最も手頃なK:ステートで約8,000,000円、最上位クラスのS:ロイヤルスイートでは40,200,000円という価格が設定されていました。早期全額支払などの割引を利用すると1割程度安くなりますが、それを考慮してもかなりの高額である印象があります。
飛鳥3では設備やサービスが全体的にグレードアップしているため、同様の航程であればそれ以上の価格になる可能性が高いと考えられます。
例えば、ペントハウスクラスであれば、4,000万円〜4,500万円程度、部屋タイプが一番多いスイートタイプでは、1,500万円~2,500万円、手ごろと思われるバルコニークラスであれば900万〜1,200万円前後と見込まれるかもしれません。もちろんこれはあくまで概算であり、実際の料金は航程や時期、インクルーシブの内容によって変動します。
また、飛鳥クルーズでは早期割引や「My ASUKA CLUB」会員向けの特別割引が提供される場合もあるため、正規料金よりも割安で参加できるチャンスもあります。
このように、飛鳥3の世界一周クルーズの料金は高額になると予想されますが、その分、世界を快適に巡る上質な体験が約束されることは間違いありません。
飛鳥3 世界一周運航に向けた今後の展望

運航スケジュールを初めて発表した2025年4月の段階では、飛鳥3による世界一周クルーズの正式な運航予定は発表されていません。しかし、今後の展開を見据えると、その実現は決して非現実的な話ではありません。
まず、飛鳥3は飛鳥2の後継として登場した最新鋭の客船であり、設備面や快適性、安全性においても大幅な進化を遂げています。このことから、長期間のクルーズや世界一周航路への対応能力は十分、もしくはそれ以上に備えられています。
一方で、世界一周クルーズの実施には、長期日程の調整、寄港地との交渉、燃料価格や地政学的リスクの変動など、多くのハードルがあります。これらの課題を乗り越えた上で、十分な需要が見込まれると判断されれば、世界一周運航の発表は現実味を帯びてきますが、これらはすでに飛鳥2で実証済みです。
また、近年は海外旅行への関心が再び高まっており、高付加価値なクルーズ体験を求める層も増えつつあります。こうした背景を受けて、飛鳥3の世界一周クルーズの公表は充分、視野に入っていると考えて良いでしょう。
今後、飛鳥クルーズからの公式発表がなされる際には、事前登録や会員向け情報の優先案内などが行われると予想されるため、最新情報を見逃さないよう定期的なチェックが重要です。